とびきりのめるてぃはーと・すいーとをどうぞ
特に読む必要はないあとがきのような何か
大遅刻延長戦のバレンタイン兼ホワイトデーな話です。遅筆野郎は季節ネタとか書いたらいかんのでは??? 機動が遅すぎる。ミュのお二人を期待してた人がおりましたら申し訳ありません。ゲームのお二人でのイメージでした。ただあっちでも恐らくチョコ欲しがるのは大包平くんの方です。何故なら福岡お祭りでの各種ご当地グルメおねだりが……とんでもなく鮮やかで上手だったので……。あの大包平くんはおそろしい男ですよ、先輩の扱いを熟知している。MVで蕎麦奢ってもらって味を占めたのか。でも先輩も呆れ顔しながらパティシエ並の腕前を披露してくるかもしれない。大包平くん気を付けろ、あの男感情が重いから迂闊に手作り系をおねだりすると後に引けなくなるような激重な一品を渡されるぞ。いつの間にか逃げられなくなってたみたいな事態になってしまう。
尚ゲーム準拠切国氏のお料理苦手設定は私の勝手なイメージです。というよりも国広兄弟全員細かいことをあんま気にしない感じがするので、料理に限らず全体的に雑そうという印象があります。山伏さんと堀川君は料理は手際よくやるけど調味料各種は目分量。美味しいけど同じものでも作る度になんか味が違う。分量順守が基本なお菓子作りだと致命的だけど料理だから割とどうにかなってる感。今回ちょろっと顔出して頂いた堀川君についてはそんなイメージで書いておりました。ちなみにラッピング選んでくれてた藤四郎さんちの子は厚くんと乱ちゃんと五虎ちゃんでした。皆かわいいね。厚くんはトーハクで大包平くんと一緒にいるので好みに詳しいといいな。
お返し込みのネタだしえっちい話も入れたかったんですけどそこまでちんたら書いてたらマジで永遠に終わらねぇので泣く泣くオールカットです。大遅刻延長戦どころではなくなってしまう。えっちなおにーさんをやっている極大包平くんにぱくっとされる極切国君の筆下ろし的エロ話は……来年書けたらいいなぁ! 来年とかまだ読んでくれる人おるんかな。その時もまだ狂い続けてたら書きます。あとがきまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
おまけ
マジで終わらないので会話文のみピロートークネタ
「なぁ。あんたは付喪神の頃の……昔からこういう経験が、あったのか」
「見て分からんのか? 当然だろ」
「ぅ……やっぱりか」
「初物でなくて悪かったなぁ? 分かり切っていることを聞いて落ち込む位なら、最初から聞くな」
「……べ、別に、落ち込んではない。文句を言っているわけでもないが」
「ふはは、思いっきり落ち込んでるだろ。まぁ抱いたこともあるし、抱かれたこともあるが……そうだな。お前のような奴と情を交わすのは初めてだ」
「……え?」
「お前は俺とどうにかなりたい、という欲を全く隠さない。俺を見る目はいつだって、飢えた獣のようだ。だが俺が『駄目だ』と言えば、お前はどんなに飢えていても決して俺に手を伸ばさない」
「……それは、当たり前だろう。あんたが欲しくてたまらなかったのは本心だが、それはあんたの意思を否定してでも押し通すものじゃない」
「俺はお前のそういう所を、一等好ましく思っている。待てだの止めろだの言っても止まらん奴は、大勢いるからな」
「……それは、どっちの話だ?」
「どっちもだが」
「どっちも」
「この俺の美しさを前にしても『待て』が出来るお前は、珍しいくらい殊勝だということだ」
「その言い方だと褒められている感じがあまりしないな……」
我慢強くてひとの良い切国君がもー可愛くてしゃーないわるわる古刀な大包平くん、というお話でした
powered by 小説執筆ツール「notes」