英雄は恋をしない
【おまけ】
「……、……? ……?!(ガバッと起き上がる)」
「(本読んでた)あら、おはよう」
「お、お、は、よう……??」
「うん、顔色もさっきより良いわね。もう無茶な仕事の詰め込みはしちゃダメよ?」
「え、っと、……あー、うん。ゴメン。あと、ありがとう……」
「どういたしまして」
「……、その本、大書院のだよな?」
「ええ。さっきヤ・シュトラが通りがかってね。暇つぶしにどうぞって、何冊か借りてきてくれたの」
「……この肌がけは?」
「クルルが、『こんな事になってるんじゃないかと思って』って、持ってきてくれたわ。それはヤ・シュトラより前ね」
「この二杯目のコーヒーは」
「何か用事があってこっちに来てたらしいアリゼーが。なんでも、中身が冷めにくいカップなんですって。ガレマルドは寒いから、こういう製品があるのね」
「(まあまあの人数に見られた……)」
「愛されてるわねえ、ラハ」
「それはあんたじゃ……、……あれ、名前」
「? そう呼んで欲しがってたと思ったけど、違った?」
「違わないけど! ……オレは寝ぼけて何を……」
「おかしな事は言ってないわよ。それにしてもここ、案外人が通るのね」
「それは、ホントそうだな」
「次は、もう少しちゃんと二人きりになれる場所にしましょうか」
「えっ、あっ、そ、そう、だな……」
「もしくは、ラストレムナントとか行ってみる?」
「え?! めちゃくちゃ行きたい!! 出来ればエリュシオンの中も見たい!!」
「分かったわ、ジャミングウェイ達に確認しておくわね」
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二人きりの時間 ≦ まだ見ぬ冒険の地
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