まとめ
・神宮家
古くから続く名家で、分家と本家に分かれている。男尊女卑が激しく、後継ぎ争いなども度々起こる良くも悪くも古い家。
・神宮家現当主
三兄妹の父親にあたる人物。長男である天夢には比較的優しいが、それ以外は妻含め蔑ろに扱っている。
・夏依の過去
小学校でいじめられ、中学1年生の夏休みから不登校の引きこもりに。中学3年生の時に学級委員長を務めていた深冬が夏依の家に通い夏依の心を開いた。それをきっかけに高校はもともと予定していた通信制のところではなく全日制の高校へを決意し、神高に進学した。夏依が深冬を委員長と呼んでいるのはそれが理由。
因みに、カレーライスが苦手なのは虐められていた頃、給食のカレーにゴミを混ぜられたことがあるから。
・天夢の隠し事
実は天夢は分家から引き取られた子供で、双子の片割れ・妹とは血が繋がっていない。
そのことを知っているのは現当主とそれを支持する大人達。
それを知ってから天夢は妹たちに厳しく当たるようになった。
跡継ぎである自分と一緒にいることで妹たちが冷遇を受けていることは知っていたが、自身が部外者であり、自身さえいなければ彼女たちの待遇はよくなっていたのかもしれないという引け目から。せめて距離を置くことで冷遇が免れるのではないかと考えた末の行動。どんなにつらい英才教育も妹たちのためなら頑張れたんだ。
powered by 小説執筆ツール「arei」