バレンタインデー様様
中学の頃から毎年この時期になると学校に行くのが億劫で仕方なかった。
早いところで前日、当日なんて冗談じゃなく魚の餌みたいに群がられ大き目の紙袋がなくてはならないほどのたくさんのチョコレートを貰った。
そう、くそくそバレンタインデーだ。
昨年は一年生だったからか思っていたよりは無事(?)だったのですっかり油断していた。朝から一日中呼び出されて昨日は本当にえらいめにあった。
変な噂がたっても嫌なので呼ばれたら渋々対面はするものの、喋ったこともない知らない子にいきなり好きですなんて言われた日には、いっそ朗二のパネルでも横に置きながら恋人いるんでと言ってやろうかと思う。ついでに、悪いがあんたの勝手な理想像とは程遠いぞとも。
正直何がいけないのか日々思う。女子に好かれるような言動なんてした覚えもないのだけれど。
「しまさく~、昨日すっごかったね下駄箱。いらんと思うけどいちおう」
「あたしもあげる~~」
「え~何みんなフツーに持ってきててウケるんですが。じゃあどさくさに紛れよ~♡」
「……いや、終わったんですが……ありがと……」
もはや大凶日の次の日であってもこうなので本気で疲れて早退しようかと思ってしまう。
それに、全部自分宛てならまだいいが、やっぱりたまにあるのだ。仲が良いからと人任せにして好意を伝えようとする厄介な手口が。
「だって皆にやってんだもん。これ、ついでに朗二にも渡しておいて~」
言ったそばからこれだ。眉間に盛大にしわが寄ったのが自分でも分かる。
「は、やだ。自分でいけ。人任せにしたやつにお返しくんないよあいつ」
「別にいいもん。渡しておいてってば」
「嫌」
何でわざわざ他人の恋路を俺が繋がねばならんのだ。癇に障るのでこういった依頼は断固拒否で何がどうでも突っぱねることにしている。いつも必ず何件かはあるから腹が立った。女に男として見られている朗二も、それをあからさまに振り払ってはならないこの立場も。
そもそも、顔面偏差値で言うと自分は頑張っても中の上。客観的に見ても可もなく不可もない顔のはずなのに、なんでか昔からモテ枠の上の方に入れられているのは自分が一番納得がいかなかった。
それでも、ちょっとは嬉しいのかと言われると残念ながら微塵も何も思わないからまた困る。
だって一生涯朗二しか愛するつもりもないし、万が一朗二が血迷って女を好きになったとしても持てる力の全力で邪魔してやろうと思っている。だからつまり女は本来ライバルなのだ。好かれて浮かれている場合じゃない。
その点、朗二は昔から自分がモテ枠にいないのは当たり前のことだと思っていて、そのくせ見栄っ張りだからかお返しを頑張るタイプ。義理枠だろうと個数で言えば断トツのトップだった。
周囲からはそれでいいのかといじられるものの、本人は美味いものを貰えるならなんでもいいのと実際自分のお返しを喜んで欲しいだけのところもあるのでこちらからは何とも言い難い。毎年男からも女からもいっぱい貰って上機嫌で帰ってきた。
二年に上がる時に最後のクラス替えがあったけれど、結局朗二とは一緒になれなかったので今年も教室での状況はちっとも分からない。変な虫がついていなければいいが。それが地味にストレスでもあった。
あ~~バレンタインなくなんね~かな~~~。
「うい。絶好調っすねしまださん。追加のお届けものです」
そこへ、チョコレート長者番付にはおなじみの顔が、小さめの紙袋を掲げてやってきた。一年の時同じクラスだった滋田勿斗である。こいつは本物の女好きだった。きっと将来ろくでなしになる。
あからさまに嫌な顔をすると勿斗は端正な顔でけらけらと楽しそうに笑った。
「……いやあ、いいからお前もお……受け取んなってマジで」
「だあって、遅くなったケド、渡して♡って言われたら断れねーのよ俺。やさし。てかんなことより、朗二今朝から呼び出しされてるよ! 偵察行かない?」
「は? どこに? 行く。誰?」
「三年の可愛い先輩」
「誰」
この時期三年生は受験シーズンなので自由登校のはずだった。そんな中わざわざ朝学校に来てわざわざ呼び出しだなんてよっぽどの女だ。既にイラっとする。因みに朗は超純粋なお子ちゃまだから俺としかやらしいことしないし一生童貞だし処女は俺がもらう。残念ながら初めてのキスは俺です。精通を促したのも俺です。俺は朗が好きだし、朗も俺が好きなの。朗は俺が好きなの!!!! ざまあ!!!!!!!!
煩悩と嫉妬で死にそうになっていると前を歩いていた勿斗が急に立ち止まるので顔面から背中に軽くぶつかった。
「!? なにっ」
「いや、かえってきちゃったみたい」
「えっ」
勿斗越しに前を見ると俯き加減の朗二が小さな包みを手に心なしとぼとぼ歩いてきた。いや何でテンション下がってんだ。ふざけんな。考えられる可能性は二つ、振ったら泣かれた、振ったら怒られた、どっちだ???????
「朗!」
考えたらいたたまれなくなって声をかけると、後ろで勿斗がまじかと焦ったように呟いた。
「あ、……え、何してんの二人とも」
「別に。どこ行ってたの」
「……。勿斗、朔夜に言ったろ」
「えーーーおれーーーーーっ??」
怒った顔で勿斗を見つめる朗二の顔を見ていたら急に喉の奥から胸の下辺りまでがギュウウウウウンとなった。痛いとも苦しいともとれないが重くてむず痒くて搔きむしりたくなるような不快な衝動。咄嗟に朗二を抱きしめてしまいそうになって右手がびくっと動いた。
というか、このまま我慢できるだろうか。もしかしたら傷ついたのかもしれない朗二をそれを知っていながら一日黙って放っておくなんて。
「……勿斗ォ、ぼく早退するねえ」
秒で無理だった。
「え…………?」
「行きますよ朗二サン、さっさとおし」
「えっっ? あ、ええっ……!?」
まあ荷物なんて一晩学校に置いたとてたいした問題はない。ホームルーム直前のばたついた廊下を朗二の手を握ってせかせかと歩いていく。途中で先生とすれ違った気がしたがお構いなしだ。
「朔夜……」
下駄箱まできたところで始業のチャイムが鳴り響く。ざわめきと自由を掻き消す支配の音。ぴったりどこからの音も止んだ静かな玄関口で、朗二は戸惑いながらも靴を履き替えてくれた。
「どこ行くの……?」
「別にどこでもいいよ。好きなとこ言って。連れてってやるから」
「……はあ? 意味わかんない……」
歩き出そうとしたところで、朗二が一瞬振り返った。そして、片手に持ったままだった包みを下駄箱にそっと置いた。
「……」
「好きだって?」
「え? ああ、……まあ。知らない先輩だったからびっくりしたけど」
並んで歩き出しながらとりあえず学校の門を出て近場のアーケードの方へと進む。もしもあそこを抜けたところにある公園でキッチンカーが停まっていたらラッキーだ。朗二の好きなカフェオレを買おうと目論む。
「可愛かった?」
「えー、……うん」
「勿斗が可愛い先輩って言ってたから。オッケーした?」
「…………なわけ」
「……先輩、なんだって?」
「何ってこともない。そっかって。でもなんつーか、……女の子って、あんなすごいさ、ちっさくて細くて、かわいいんだなって」
思って、と少しずつトーンダウンしていった朗二の横顔をちらっと見たけれど、その無表情からは何も読み取れずに終わった。
「えっと、好きになったってこと?」
「ええ? 違う……けど、……先輩が言う付き合うとか好きって、俺とお前がしてることとか思ってることと、ほんとにおんなじことなのかなって思ってさ」
「……? ごめん、もうちょっとわかりやすく……」
「…………いや……言っとくけど不満とかじゃないよ? でも、……俺たちっ、てか、朔夜は、ほんとに俺と恋愛できてんのかなって間近に女見てすげー不安になった、それだけ」
「…………」
一応間を空けたくないという気概はあったので、何か言おうと息は吸っていた。でも頭の中で朗二の言葉が整理されていくにつれて、結果的に自分が一番悪いような気がして何も言えなかった。
だってこれは、朗二が女を見て性的な感覚を覚えるよりやばい事態だ。自分が好きだと言った女と自分を比べて自信をなくすなんてこちらからしたら心から心外な出来事だったから。
何が朗二をそう思わせているのか足りない頭で必死に探る。愛情不足? 表現が足りなかったろうか。呼び出しに応じるのはやはり不安にするか? ならいっそ付き合っていることを公表しては? でもそれだと根本の解決にはならないか。待てよ、そうだ、先輩が言う付き合うと好きが自分達と同じそれか? これだ、これかもしれない。一般的な男と女の恋人同士と、してることが一緒かどうか。暗に自分は恋愛的に俺に見られてないのではないかと不安になっている?
「…………」
「……」
コンビニ以外はまだシャッター街のアーケードを黙って歩きながら、今度はじゃあどうしたらこの気持ちが一〇〇パーセント朗二に伝わってくれるかを必死になって考える。
今も昔も、朗二だけが好きなのに、何で女を見て不安になる必要があるだろう。今まで好きになったり付き合った女が互いにいるわけでもなし。恋愛は男女間でだけするものなんて決まりはない。例え世界がどうあろうと、例えばそれが罪だろうと、本能で抱いた愛はどうしても偽れないのが人の心理。
何に劣等感を抱いている? 身体? 心? 行動? 心理?
この世に一人しかいない朗二という人格が何でそれを負い目に思う必要があるというのか。若しくは逆にだって考えられる。
|男《おれ》と付き合うってそんなにハードル高い?
「朗」
「ん?」
「是非えっちしたい」
「うぇ……?」
「しましょうボクとセックス」
「……はああっ……!?」
随分抗議的な朗二の声音だが、こちとら考えるのは性に合わないのでまずは行動で示していくことに決める。言葉も大して上手いことないし読解力にも乏しいのは自覚していた。だから下手がどれほど口で言ったって伝わらない。
増してや、こんなに好きだから安心してとは口先だけで理解できるほど簡単なことではないのぐらいさすがに分かる。
もうすぐ抜けるアーケードの先にはひとまずキッチンカーを見つけたのでほっとする。
まずは驚愕の表情でふらついている朗二にカフェラテを与えて機嫌を取る。それから愛の可視化をなるべくはやく実現するべく二人でじっくり話り合う。
何はどうあれ最終的に自分達が完遂すべきはセックスだ。俺との愛のハードルの低さというものを認識させようと試みるとする。
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「でもそれ極論過ぎねえ? 言うたら世の中には愛の無い繁殖行動なんていっぱいあるわけじゃん。本能的な煩悩じゃない可能性が全くのゼロパーセントって言いきれなくね?」
「待て待て待て? え、何それ、それは俺にただヤリたいだけなんでしょって言ってる?? そうだったらキレますけどいいですか?」
「そうは言ってない。でもだから、そうじゃない証拠はあんのかって言ってんの俺は」
「それ言ってるじゃん! ひっで、ひでえ言いがかりだよ、最低だっ! 証明しろって言われたって出来ないじゃんそんなの!」
「だあかあらあっ、根本的な解決方法とは違うんじゃないのかって言ってんだよっっ」
「あのねえ朗くんっ俺はねえっ女見てしょぼくれるほど自分に魅力ないって思ってること自体許せねんですよっっ朗は世界一可愛いしエロイし純粋なの!!!!! そんなんこの世にお前しか存在しないの!!!!! 自信を持てっ!!!!!!」
「アア……またそこか……いやいい加減にしろ……ここ戻ったの何週目?」
「知らねえしどうでもいい。いいですか? とにかくまずは俺はお前がその先輩に抱いたという劣等感が許せねえ。それはオーケー?」
「そこは分かった。別に俺は正直深いこと思ってない。相手女だし」
「次に、もし仮にお前がその先輩と付き合ったらするかもしんない中で、じゃあ俺とやってないことっつったらもうあとセックスぐらいなわけでしょ?って言ってんの。だってキスもハグも風呂も飯も寝るも精通もオナニーもぜえええええんぶ一緒にやったよね? 旅行も行ったしデートもしたし家隣なのに夜中に電話とかしたじゃんねっ???」
「いやおま待って恥ずかしい恥ずかしい……」
「黙れ! 恥ずかしかねえよ!!! ならあとえっちしたら一緒じゃん! 男女のお付き合いと全然一緒じゃん!? そういうことでしょ!?」
「どういうことだよっっっ別に普通の恋人同士と俺たちの関係性に遜色があるかないかなんて考えてなかったわっっ! 論点がずれてんだよ。いいか? 俺は、お前が、俺みたいなデケー男と付き合ってて楽しいのかって話なんだよ」
「楽しい。大好き。だからエッチしたい」
「な? だからそれは煩悩じゃないのかって聞いてんの」
「煩悩じゃない。大事だから手出したい。これ男の心理」
「煩悩じゃん」
「あああああっ分かんないよおっお前のじゃなくて俺の論点をまずは解決しろよおおっ……! てか煩悩じゃダメなんかもう逆によおっ!!!!」
「煩悩なんじゃねえかクソがよ」
これでも最初は互いに遠慮がちにぽつぽつと話していて、随分えもい感じだったはずなのだけれどいつの間にか大幅にズレまくった己の主張をどうにか理解させようと躍起になって、もうとても長いこと堂々巡りしていた。
こちとら、最終目的が明確なのでそこに向かって突き進む以外道などなくて、朗二も朗二でああいえばこういうしこういえばああいうで一向に話の埒が明かない。
まあ、なんだかんだ言ってもこういう時間が好きな二人だとは思っているので、喋り合うのが嫌なわけでもないとは思うのだけれど。
だが結局このままでは煩悩とするのは嫌だと言われて終わりそうなので、なんとか煩悩を覆す良い言葉はないもんかと唸っていると、朗二が呆れた様に大きく伸びをした。
「はーー、こんなんでサボってばかみてえ……。チョコ持ってくりゃよかったな」
「おい、まだ終わってないからな……」
ちらっとキッチンカーの方を見ると、小さな子がクレープを持って駆けていったのが見えた。とっくの昔にカフェラテもコーヒーも無くなって、しばらく寒空の下のベンチで論争を繰り広げてしまっていた。晴れてはいるのでそこまで寒いとは思わなかったが、このままここでクレープを食べるか、どこか屋内に移動するか、そう聞こうと思った瞬間、朗二がぼそぼそと呟いた。
「……。さくがもしこれから知り合う女と付き合ったらさ、こういう時間ってあんの?」
見れば朗二はだらしなく足を前に投げ出して拗ねたような顔でじっと前を見ていた。真意は分からないけれど、なんにしろ答えは同じだ。そんなこと分かっているくせに。
「もしもなにも……。ないでしょ。普通はドン引きじゃね? 話長いし。外だし、寒いし。ついでにコーヒーももうねえしな」
「はは、女には気遣って優しくする?」
「違う。……朗以外とは、分かり合うためにわざわざ学校サボったりしないの。ああだこうだ言われるの分かってて、自分の思ってること理解して欲しくて言い合うとか面倒なことしない」
「……ふうん。それ、朔夜が俺といるメリットになってる?」
「あのな。損得じゃないから。例えばお前が実は裏ですげーやなやつだったとしても、俺お前のこと見捨てたりしねーから。やばいクズだったら一回ぐらい殴るかもだけど」
勿論例え話だとて本気でそう思っている。裏を返せば、仮にどれだけ今から朗二が”嫌われよう”と努力してもそんなのは屁でもないということだ。死ぬまで寄り添う。死んでも好きでいる。そこまで言うと今は拗れそうなのでやめておくけれど。
すると朗二はこちらを見ながらいたずらっぽく笑った。
「……論点違うんだよなあ。それ結果情じゃん」
「愛情だバカたれが」
「友情ではねえんだ?」
「ねーよ。下心はある。エロいことはしたいし」
「……それ、”俺じゃなくてもよくね?”」
ハッキリとした口調で笑顔のままそうきっぱり言い放つ朗二からはなんだか脅迫染みた気迫が醸し出されていた。だがそれを痛烈に浴びてこそ、やっと理解出来た。つまり朗二はずっと、今朝からずうっと、自分は果たしてセックスの相手として足る存在なのかをのらくらと問うていた。
いきなりピンときてようやく合点がいって思わず地団駄を踏んでしまった。
「ッはーーー、それな、それ言いたかっただけだなお前」
「……何が?」
「あーーーーー、くっそ、えっとな朗二。いいです? 最初に言っとくけど俺は別に一般的な恋愛ってやつを望んじゃないのよ、オーケー?」
「……??」
「だからね、今まで見てきたエロ動画みたいなセックスがしたいって言ってんじゃないわけ。ここまでオーケー??」
「???」
「だからあ、さっきの答えでいうとな??? お前とじゃなかったら俺は一生セックスなんてしないの! 以上、超簡単! この話終わり! クレープ食う!?」
「食う………………」
「よっしゃ。行こ。おいで」
立ち上がって手を差し伸べると、怪訝な顔をしながらも朗二はその手をぎゅっと握ってくれた。だが、このタイミングでその素直さにはさすがに照れた。悟られない様にとわざと強引に手を引くと、よろけた朗二が咄嗟に腕に縋ったのと目が合ってそのまま二人で固まってしまった。
「…………あれ……ごめん、これは煩悩かもしれん……」
「あの、……煩悩ついでに聞いていい……」
「なんなりとお、やだもお、顔アツっ」
「俺としかしないの、セックス……」
「え、…………そ、そうだけど……?」
「ふうん、…………え、じゃあ、……いつする?」
びっくりしすぎて思わず瞬きを五回ぐらい続けてしてしまった。同時に、恥ずかしくなったのかぶわっと赤くなった朗二の顔だったが、それでもこちらの返事を待って目を合わせたまま頑なにそこにいる。
一体何をどうしたらこんなに可愛い生き物に育つのかふと疑問に思った。
「…………………何だそれ、じゃあいま……」
「ふざけんな、いつにするか決めろっ」
「明日」
「ダメ」
「明後日」
「やだ」
「ええ……? 来月ゥ……?」
「…………来月、の……?」
「待って、さすがに可愛すぎ、じゃマジで春休み中は?」
「…………考えとく」
珍しくへなっと笑ってそう言った朗二が嬉しそうにするのを見て、今度は逆にこっちがものすごく真面目に色々なことを考えてしまいそうになったが今は何とか堪えた。
クレープを買ってベンチに戻り、再びたわいもない話をしながらもくもくと甘いものを頬張る朗二をみていたら、最終的には、三年の可愛い先輩余計なことしてくれてありがとうと心から思った。
それから、冒頭から数々の非礼を重ねてきたが、改めて詫び最後にこう記したい。バレンタインデーよ、永遠に。
「朗とどこ行ったの昨日??ラブホ??」
「勿斗くん、てめーと一緒にしないでくれますか?」
「だってめっちゃ修羅場って感じだったんだも〜ん!! 朗に聞いたらすっごい照れた顔してももちゃんクレープ食うたっつってた」
「いや世界一可愛い返答だな……♡」
「学校サボって二人でクレープ食したの?」
「そうだ。まあ、、、大人のだけどな」
「?! 含みがスゲェ〜〜さすがしまださんっすわ〜〜エロクレープですやん〜〜」
「頭悪そうだからやめなマジで」
「うっせえわ、てか大人のクレープってなんだよ(キレ)」
>>バレンタインデー様様(終)
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