人物評・ナ行
・寧々
【3】魔に魅入られしもの
龍骸から来た、多分ミアキス。アルフレイムでは滅多に見ない。
宗煙門と同じく直と旧知だったから字についても後で直に聞いた。
斥候としてはこの上ない天性の才を持っている一方で、精神的にはまだかなり未熟みたい。
話に聞く主人を盾にでもされたら平気で身を投げ出しそうだから注意したけど、流石に強く言いすぎた気もする。悪い癖が出た。
今度うちに来るらしいから良い茶菓子を用意しておく。
・ノルニャルド
【8】夜の王の魔域[三つ首の獣]
捨て身としか形容できない拳闘士のリカント。
後衛の私らより軽装で突っ込んでいくので、よっぽどの命知らずなのかもしれない。
ユーシズという言葉を聞くたびに顔をしかめていたから、何か因縁があるのだと思う。
わざわざ問い質すのもどうかと気にしないふりをしていたけど、地元の名前で顔をしかめられるのも腑に落ちない。
今度会ったら事情を聞いてみることにする。
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