月夜の晩に
2025年3月3日、1600文字。
Stardew Valley、R18、腐向けBL、♂主×アレックス、露出、キス、兜合わせ、挿入、中イキ、ハッピーエンド。
〜あらすじ〜
結婚式を間近に控えたアレックスは、夫となる恋人の邸宅を初めて訪れる。心のこもったディナーを楽しみ、二人は穏やかに語らいながら夜を過ごすが、やがて情熱に身を委ねることに。結婚という聖なる誓いを前に、二人の想いは燃え上がっていく。
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その胸元には谷に古くから伝わる求婚の証——「人魚のペンダント」が鈍く輝いていた。
結婚式を数日後に控えたアレックスは、高鳴る気持ちを抑えきれず夫となる♂主の邸宅を訪れていた。谷の住人や祖父母から話には聞いていたものの、「星露谷御殿」と噂されるその邸宅に足を踏み入れるのはこれが初めてだった。
一見地味に見えるようで細かな心遣いで設計された素晴らしい邸宅であった。山の麓に住む名匠、建築家ロビンがその技術を余すところなく注ぎ込んだというのだからその完成度の高さも頷ける。
落ち着いた色調の内装に現代風の家具が見事に調和している。応接間に置かれた最新の薄型液晶テレビはこの谷ではまだ珍しいものだった。
アレックスは「はあ〜」と感嘆の息を漏らしながら、♂主に案内されるままに邸内を巡る。そしてその夜は心のこもったディナーが振る舞われた。アレックスの好物であるサーモンのグリルやビーフステーキが並び舌鼓を打った。
二人は語らい時折笑い声が響く。恋人達の時間は瞬く間に過ぎ、気付けば窓の外には夜の帳が降りていた。
大きな窓辺に寄り添うように備え付けられた心地よいソファーベッド。そこに並んで座る二人の影を月光が淡く照らしている。夜空には薄雲がたなびき流れるように月を覆ってはその輪郭を滲ませた。
「今夜はもう遅いから泊まっていけよ」
薄闇の中、耳元でそう囁く♂主と頬を赤らめ頷くアレックス。ランプの灯りがなくともその情景は容易に想像ができる。もちろんこの誘いが「ただのお泊まりではない」事も理解している。
聖なる儀式——結婚式を前にした交わりには躊躇いがある。しかし二人の燃え上がる情欲の前では、わずかに芽生えた罪悪感など簡単に一掃されてしまった。
自然と、しかし必然のように顔が近づく。唇が額を、頬を、鼻筋を辿り、唇の端をくすぐるように触れる。最も柔らかく美味であろうその場所を避けられ焦らされる事で、アレックスは耐えきれなくなった。
「ん……」
僅かに喘ぐような息を漏らしながら、自ら♂主の唇へと身を寄せ甘く吸い寄せる。触れた瞬間まるで炎に油を注ぐように、二人の熱が一気に燃え上がった。
熱いキスの余韻に浸りながら、アレックスはなおも♂主を求めた。仰向けに横たわるとシャツをたくし上げ、鍛え抜かれた腹筋を惜しげもなく晒した。月明かりの下、熱を帯びた呼吸に合わせてその腹部が上下し、汗ばむ肌が光を反射する。
指先でジーンズのチャックをゆっくりと下ろすと、抑えきれぬ熱情を主張するように、こんもりと膨らんだ欲望が顔を覗かせる。
「こんなにしておいて、もう待てないよ」
低く甘い囁きが♂主の耳元をくすぐった。彼の瞳は熱に潤み誘うように細められていた。喉の奥で笑いながらわざとゆっくりとアレックスに手を伸ばし愛撫する。指先が布越しに僅かに触れるたび、アレックスの体はびくりと震え息を詰まらせる。
「焦るな、可愛いアレックス。じっくり味わってやるから」
そう言いながら主はゆっくりと膝をつき、熱を持つ中心へと手を伸ばした。蒼白い月光に照らされたソファーベッドに、二人の影が絡み合う。数日後にはもう恋人ではない。一生を共にする伴侶となるのだ。
お互い一糸纏わぬ姿となり密着した肌と肌を擦り合いう。隠すものなど何もない。触れるたびに甘い吐息が零れる。月夜に照らされたソファーベッドの上で絡み合いながら、アレックスは蕩ける快楽に喘いでいた。
にちにちと湿った音を立てながら♂主の指が肉壺をじっくりとほぐしていく。一本、また一本と指が増えるたび奥を抉るように広げられ、中を弄られるたびにアレックスの声が上ずる。
彼の昂ぶりは限界を迎えペニスは聳え立ち、先端からは透明な蜜が滴り落ちる。焦がれるような欲望に、彼の腰が自然と揺れ、求めるように擦り寄る。
「……頼むよ、♂主……」
震える声で懇願するアレックス。ペニスを扱いてほしい、いや、それだけでは足りない。この熟れた肉壺に熱いものを深く根元まで満たしてほしい。けれど主は焦らすように指を抜き、にやりと意地悪く微笑む。
「可愛いよアレックス。そんな顔をされるとますます苛めたくなる」
「意地悪だな……っ」
潤んだ瞳で訴えながらも愛おしさに支配され身体は素直に従ってしまう。
まだ夜は始まったばかりなのだ——。
——終——
三昧-zanmai- ユニスケ
作品リンク元 https://ynskzanmai.wixsite.com/ynskzanmai/novels
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