La meilleure soirée

レヴュースタァライト 真矢クロss。R18。ベッドの上でひたすら二人が絡み合ってる掌編。


-----------------------------------------
「あっ♡んあああっ♡♡も、やめっ……ふぁあああっ♡♡♡」
「ふふっ、可愛いですよ、私のクロディーヌ」
「もう、ほんとっ、ねちねちねちねちしつこいし……!嫌な女っ……はぁあんっ♡♡♡」
 天堂真矢。私の宿敵。
 いつでも私の前に立っていて、偉そうにこちらを振り返る。分かってるわよ、そっちに行けばいいのは。いつもいつも見くびらないでよ。あんたの導きなんて必要ない。
 それなのに、舞台から降りた今この時でさえ、私はこいつに導かれてあられもなく喘いでいる。しかもギリギリのところで何度も止められて、完全にこいつの手のひらの上だ。最悪。
 ほんとに嫌な女!!
「んあっ♡………っていうか、ちょっとは私にも触らせなさいよ。あんたばっかりずるいわよ!」
 少し頬は上気させているものの、ほとんど顔色を変えていない目の前の女の肩をどうにか掴む。じっとその瞳を睨み付けてやった。
 するとこいつ、天堂真矢は目をしばたたかせて、一瞬きょとんとして、でもすぐにくすっと笑みを漏らす。
「それなら間に合っていますよ」
「はぁ?どういう意味よ」
「This is ecstasy. あなたの可愛い顔を見ているだけでもう5回程、達してしまっていますので」
「なっ……!!!!」
 さらりとすごいことを言われてしまって、一気に顔に血が上ってくる。全身が熱くなってしまう。そして、そう言えばさっきから私に跨がっているこいつの下半身がじんわりと湿っていることにようやく気付いたのだった。ほんと最悪。
「っていうか私はまだ一回もイけてないのになに先に5回もイってるわけ!?ほんっとに嫌な女!!」
「それなら今すぐ昇天させてあげましょうか?ここ、お好きでしょう?」
「あああああっ♡♡♡♡やめっ、そこぉ♡あ、だめ、んああああっ♡♡♡♡」
「Je vous aime. Ma Claudine.」
 早められる指先。深く馴染みのある言語で囁かれて耳元から蕩けさせられてしまう。快楽でおかしくなってしまいそう。
 ……ほんとのほんとに、嫌な女!いつか覚えていなさいよ。

powered by 小説執筆ツール「notes」

45 回読まれています