カップルな2人に20の質問

[-] ようこそいらっしゃいました。お2人とも、今日はよろしくお願いします。

「ヘイヘイ、よろしくゥ~」
「よろしくお願い致します。HiMERUは多忙ですので、手短にお願いしますね」

[01] では、まず初めにご自分のお名前をそれぞれお願いします。

「天城燐音くんでェ~っす。〝りんね〟ってカワイー名前っしょ? きゃはは!」
「HiMERUです」
「そんだけ?」
「は? 何か文句でも?」

[02] お2人が出会ったキッカケは何ですか? また、それはいつ頃ですか?

「『Crazy:B』っつうアイドル『ユニット』組んでンだよ、俺っち達。知らねェ?」
「――まさかHiMERUをご存じないとは。未開の土地とかからいらっしゃったのですかね。誰かさんのように」
「俺っちの故郷の悪口はやめてくださァ~い」
「いつ頃かと問われますと……結成が去年の夏ですから、一年ほど前ですね」

[03] お互いの第一印象を教えてください。

「いけ好かねェ奴」
「――おや。珍しく意見が一致しましたね、HiMERUもそう思っていたのですよ」
「けど、仲良くなれるンじゃねェかなとは思ってたぜ。ちーっと出会い方が悪かっただけで。勘が当たって嬉しいねェ」
「誰が誰と仲良しですって?」
「可愛くねェのは相変わらずっしょ……」

[04] お付き合いを始めたのは出会ってからどれくらいで、どちらから申し出たのですか?

「……。りん……天城」
「ン? なァにィメルメル」
「――急な呼び出しに来てみればこんな内容ですか。HiMERUはこれで失礼します」
「ちょお、待て待てコラ、昼飯奢るから付き合えって。もうちょいだから、なっ?」
「……デザート付き」
「しゃーねェなァ大盤振る舞いだぜ?」
「スムージーも付けてください」
「この野郎……わァったよ」
「よし。……えー、と。お付き合いを始めたのは半年くらい前、ですかね……この男がどうしてもとみっともなく縋り付くので」
「オイオーイ。話盛るのナシ。めっ。確かに俺っちからだけど、おめェだって満更でもなかっただろォが」
「は? 誰が? 何だって?」
「ヒェ……怖……」

[05] 告白した(された)言葉、今でも覚えていますか?

「……覚えてる?」
「……。……、忘れました」
「酷ェ。そんなこったろうと思ってましたァ~。たまにびっくりするくらい俺っちに興味ねェよなァ、おめェは。燐音くん悲しい」
「――冗談です。確か……『おまえの全部、俺に賭けてくれねえ? 俺の一生賭けて幸せにする』とか何とか」
「うわ~、ちょっ、タンマタンマ。恥ずかしすぎる無理。今ンとこカットで」
「まさか吐いた唾を飲み込むような真似はしませんよね……? 俺はあなたの向こう見ずな賭けに乗って差し上げたのですが?」
「わかってるわかってるよ……撤回はしねェ。あ~もう敵わねェや……」

[06] 付き合い初めの頃のエピソードをひとつ、教えてください。

「う~ん……。あ」
「何? なんか思い出した?」
「――HiMERUの収録が押してデートの待ち合わせに2時間くらい遅れたことがありまして」
「あァ、あったねェそんなことも。気にしちゃいねェけど」
「気にしてくださいよ、流石に。冬の寒い日で、雪の予報が出るくらい冷え込んだんですよね、確か。諦めて帰っただろうと思って仕事終わりに連絡を入れたら、まだ待ち合わせ場所にいるとかで。馬鹿かと思いましたね」
「甲斐甲斐しいっしょ俺っち。忠犬かっての」
「ふふ、本当に。仮にもアイドルが真冬の屋外で立ち尽くしているなんてどうかと思いますが……お詫びにあったかい珈琲買って駆け付けたんだったかなあの時は」
「一服しながら待ってたから別に良いンだけどなァ。好きな奴をただ待つ時間も悪かねェよ、実際」
「……。またそういうことを言う……」

[07] 出会った頃と現在で、何か変化したことはありますか?

「変わんねェなって思うよ、俺っちが好きになったおまえは」
「そ、うですか。あなたは変わりましたね、良い方向に……と言っておきましょう」

[08] お互いの性格を教えてください。 

「アル中のニコチン依存症のギャンブル狂い」
「なァんでそんな流暢なの~……つうかそれ性格じゃねェわ。悪口っしょ悪口」
「自己防衛のつもりなのか悪ぶってはいますけど、性根が優しいですよね。雨の日に子犬拾っちゃうタイプのヤンキー、みたいな。リーダーシップもカリスマ性も、アイドルとしての華もあって、何だかんだ言いながらも皆あなたを頼りにしていますよ。HiMERUと同じ土俵で論戦できる人間はあなたくらいなものですし。あと隠しているつもりかもしれませんが、努力家」
「え、ええ~……急にめっちゃ褒めるじゃん。もしかしてメルメル俺っちのこと結構好き?」
「好きですよ?」
「あっ嘘今のナシ。墓穴掘った」
「あなたの番ですよ、はい」
「おっまえなァ……。んん、メルメルは最高に格好良いアイドルだよ。クールに見えっけどいつだってずうっと先を見てる、メラメラ闘志燃やしてなァ。たまに怖ェくらい。けどやっぱ、俺っちがハマったのはそういうおまえなんだよなァ。負けたくねェなァって思うよ」
「ふふ、光栄です」

[09] お互いを何て呼んでいますか?

「天城、と」
「ハイ嘘~。違うっしょ最近は」
「……燐音、と……」
「うわめっちゃ嫌そ~ウケる。俺っちはメルメルつったりヒメルンつったり、あ~でもふたりっきりの時はかな」
「それ以上言ったら舌引っこ抜くぞ」
「だそうでェ~す、すんませ~ん、俺っちとこいつの秘密ってことでひとつ♡」

[10] 趣味は合いますか?

「合わねェなァ」
「――合いませんね。観る映画とかも違いますよね」
「お~、おめェはミステリー好きだよなァ。たまにはジ〇リとか観ねェ? ラピ〇タとか」
「一度一緒に観たじゃないですか。あ、今度あれ見ましょう、ユージュ〇ル・サスぺクツ」
「何? 謎解き系? 俺っちへの挑戦と見た」

[11] 連絡はよく取る方ですか?

「よく取る……のは彼の方ですね」
「そ~俺っちマメだから。おめェももうちょい連絡寄越せよ、『終わった』とか『帰る』とかだけじゃなくて」
「あなたはスタンプとかよくわからない写真とかが多すぎると思いますけど。椎名の食事風景を送ってこられてもコメントに困るのですよ」

[12] 自分たちは周りからどう思われていると思います?

「え~、美の化身こと『Crazy:B』のダブルセンターってとこ?」
「まあ、ビジュアルの良さは折り紙付きでしょう、HiMERU達は。……そういうことじゃなくて?」
「ライブでもよくチューしてっし、普通以上に仲良いと思われてンじゃねェ?」
「……あのパフォーマンス、後に引けなくなってきましたよね、最近。最早お約束みたいになってしまって……HiMERUの本意ではないのです」
「始めた頃はフリだったのになァ。今じゃ本番でも構わずぶちゅ~よ」

[13] ケンカをしたことはありますか? あるなら、原因は何でした?

「喧嘩、ねェ……おう何だァその目は」
「あれは喧嘩と言うか……」
「ん、そォね。俺っちが一方的にヤキモチ妬いてこいつに酷ェことしたってだけ。あの後反省しマシタ」
「いつもヘラヘラしてるから真顔が怖いんですよ、このひと」

[14] 同棲は現在されていますか? していないなら、これからする予定はありますか?

「同棲っつーのかなァ……俺っちがメルメルの部屋に寄生してる」
「言い得て妙ですね。そう、この男は寄生虫なのですよ」
「そこまで言えとは言ってねェなァ~⁉ わりと楽しんでるだろてめェも。珈琲淹れろとかって甘えてみたりさァ。朝も起こしてやってるしさァ」
「うーん、まあ、感謝していなくもなくもなくもないですよ」
「わかりづれェ」

[15] クリスマスやバレンタインデーなどのイベントには必ず予定を合わせますか?

「プライベートの予定よりも先にスケジュールが埋まっていることが多いので、仕事柄。有難い話ですけれど」
「だなァ~。別日でちゃァんとしっぽり祝おうな♡ かなめちゃ……いってェ!」

[16] 誕生日プレゼントで貰った物をそれぞれ教えてください。

「今年はおうちの鍵と一緒にキーケースを貰いましたァ~♡」
「こら、だらしない顔をしない。――HiMERUは財布を貰いました。パチスロの景品なんじゃないかと疑いましたが」
「恋人の誕生日にンなことするかよ……」

[17] アクセサリーなど、お揃いで買ったものはありますか?

「ふむ、無いですね」
「スマホケースでも買う? 俺っちあれやりたい、匂わせ」
「嫌です」
「即答傷付く……わかってたけどよォ……しくしく」

[18] 今まで黙ってたけど、相手のここがちょっと許せないと言うことはありますか?

「俺っちくらい器が広ければ何だって可愛く見えちまうっつーことで」
「許せないところなんて山程ありますけど、それでもこのHiMERUが一緒にいてやってるのですよ。皆まで言わせないでくださいね」
「ん……ん⁉ 待ってメルメル全部言って全部」
「言わないと言ったでしょう離せ‼」

[19] 2人で旅行へ行くとしたら、どこへ行きたいですか?

「南? 北?」
「――。燐音の故郷に、行きたい」
「マジ? なァんもねェけど」
「あなたが。好きな人が……生まれ育った場所でしょう。俺にとっても、特別なんですよ、きっと」
「あ~~~も~~~バカヤロウ帰ったらめちゃくちゃ抱く」

[20] では最後に、お2人でメッセージを交換してください。

「やっぱおめェにゃ一生勝てねェなと思いマシタ。以上」
「いつか負かしてくれるのを楽しみにしていますよ。一生賭けて、ね?」

[-] お疲れ様でした。これからも仲良く過ごしてくださいね。





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