大江戸転生主従パロ 手を放す 19 ~手を放す~
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「……若?」
利吉の声で、土井は我に返った。
「若、どうかなさいましたか。顔色が……」
土井は目を瞬いた。いつの間にか自分の頬を涙が伝っていたことに、指先で触れて初めて気がづいた。
「……いや、何でもない」
袖で目元を拭う。利吉がこちらを見ている。包帯に巻かれた右腕を布団の上に置いたまま、左手だけで身体を少し起こそうとして──痛みに顔を歪めて、枕に戻った。
沈黙が流れる。行灯の灯りが二人の間で揺れている。利吉は再び口を開いた。今度は天井ではなく、行灯の火を見つめながら。
「……ずっと、夢を見るんです。どこかの……いつかの」
利吉の声は低く、掠れていた。凪いで、静かで、言葉の一つ一つに重さがあった。
「縁側で、子供たちが遊んでいる声がして。庭に桜が咲いていて。私の隣で──若が、笑っていてくださって」
土井の呼吸が止まる。瞬きもせずに、利吉を見る。
「私はそれを……とても幸せに思っている。そんな夢を、何度も見ました」
利吉の目が行灯の火から離れて、土井を見た。熱の引いた目は澄んでいたが、その奥に言葉にならないものが揺れている。利吉は震える微かな声で続けた。
「目が覚めると、胸が苦しいんです。夢の中の私は、若のお傍にいることが当たり前のようで。でも現実では、私は──」
言葉が途切れた。利吉は左手で布団を握りしめた。握りしめて、息を吸って、吐いて、もう一度吸う。何日もかけて固めてきた言葉だ。これを伝えなければ自分は前に進めない。もう屋敷には戻れない覚悟で、ようやく形にしている言葉。
「──若をお慕いしています」
行灯の火が、一瞬大きく揺れた。それとも土井の視界が揺れたのか。利吉は笑った。それはいつか見た、何かを誤魔化すような色を持つ笑いだった。
「お許しください。主従の分を弁えぬ、不埒な想いです。ですが……もう、隠し通せません」
利吉は枕の上で頭を下げた。身体を起こせないから、首だけを折って精一杯の礼を取っている。包帯の巻かれた右腕が布団の上でわずかに動き、その動きに痛みが走ったのだろう、肩が強張った。それでも利吉は頭を上げなかった。
「お傍にいたいのです。たとえ──お役に立てなくなっても」
声が震えていた。身体も震えていた。熱のせいではない。土井は、呼吸を忘れたように利吉を見つめて動かなかった。
──お役に立てなくなっても。
(同じだ……)
同じだ。百年前と同じ。役に立たなければ傍にいる価値がないと、利吉は今もそう思っている。忍として使えなくなった自分を許せないでいる。あの銭の山と同じだった。「給金は要らない」と言いながら、彼は必死に金を貯めていた。役に立たない自分を恐れて、それでもなお、傍にいたいと──。
利吉の右手は、布団の上で開かれていた。震える指先が何かを掴もうとするように広がっている。うまく動かせない右手だ。土井はその手を取った。
「……利吉くん」
声が震えた。震えて、裂けてしまいそうだった。百年分の言葉が喉の奥に詰まって、一語ずつしか出てこない。
「資格など──要らない」
利吉が頭を上げた。土井の顔を見た。土井の目から、涙が零れ落ちていた。一筋ではなく幾筋も。
「役に立つかどうかも、関係ない。ただ──」
利吉の手を握る土井の指は、白くなるほど力がこもっていた。利吉の指先にその震えが伝わる。利吉は若、と呼ぼうとして、掠れた吐息だけを漏らした。
「私の、傍にいてくれ。……それだけでいい」
それは前世で言えなかった言葉だった。利吉が死んだ後、銭の包みを抱えて泣きながら、何度も何度も反芻した言葉。あの時言っていればと悔やみ続けた言葉。百年の間、喉の奥に沈み続けていた言葉だった。百年握りしめていたものを、ようやく土井は手放した。渡せなかった悔いを。言えなかった言葉を。失ったものの重さを。
「何もしなくてもいいんだ。他の何も要らない。ただ、傍にいてくれるだけで」
声が詰まった。喉が塞がり、息が途切れ、それでも土井は百年越しに告げた。
「それだけで──私は幸せなんだ」
利吉の目が見開かれる。
涙が溢れた。それは止める暇もなく、頬を伝って枕を濡らした。握られた手を、利吉は握り返した。指に力はほとんどなかったが、土井の手を離すまいとするように、震える指が絡みついた。
「……若」
声は掠れていた。掠れて、途切れて、それでも利吉は言った。
「はい。──はい、若」
それだけしか出てこなかった。けれども、それで十分だった。
行灯の火が静かに揺れていた。二人の影が壁の上で重なり──今度は、離れなかった。
どれくらいそうしていたのか、分からなかった。
利吉の左手が、土井の手を握っている。二度と離すまいとでも言うように、指先は絡みついたまま緩まなかった。
行灯の火が小さく揺れている。油が減って、灯りは先刻よりも暗くなっている。二人の影は壁の上で重なったまま、ゆっくりと色を濃くしていった。外の虫の声は途切れ、夜が深くなる。仙蔵が裏庭を歩く気配はもうない。伊作が土間にいる気配もない。どこかで引き戸を閉める音がして──それきり、診療所は静まり返った。二人だけがこの家で起きている。
利吉の目は閉じていた。頬には涙の跡が光っていたが、新しい涙はもう流れていなかった。呼吸が少しずつ落ち着いていき、握った指先がかすかに動く。
土井は利吉の顔を見ていた。行灯の灯りが弱くなるにつれて、利吉の横顔は影に沈んでいく。けれども手の中にある温もりは変わらなかった。あの夜冷え切っていた指先に血が通っている。脈が打っている。生きている。土井は空いている方の手で自分の懐に触れた。
帯の内側に、硬い感触がある。布に包まれた小さな塊。何日もそこにあったものだ。何日も、利吉の枕元に座るたびに懐の中で体温を吸って温まり、屋敷に戻る道で冷え、翌日また温まった。渡せない日が続くたびにその重みは増していった。
土井は懐から包みを取り出した。利吉の手を離さないまま片手で布を解くと、螺鈿の櫛が行灯の残り火を受けて鈍く光った。黒地に金の稲穂。白蛇の鱗が漆の上で微かに虹色を帯びている。掌の中に収まる大きさで、指先に漆の滑らかさが伝わった。
「……利吉くん」
利吉が目を開けた。涙で赤くなった目が、土井の手の中にあるものを見た。
「これを、……君に」
土井は櫛を利吉の手の上に置いた。左手の甲に櫛の重みが乗る。軽い櫛だ。けれども利吉の指は何かを感じ取ったのだろう。目が、櫛の意匠に止まった。蛇と稲穂の意匠だ。
「……これは」
「縁結びの櫛だそうだ」
土井の声は低かった。低く、静かで、一語ずつ確かめるように言葉を置いていく。
「苦しい時も、死ぬ時も共にあろうと……。そういう意味があるらしい」
利吉の指が、櫛の表面をゆっくりとなぞった。蛇の鱗の凹凸が指先に触れる。稲穂の金泥が行灯の灯りの中で微かに光る。まるで夢の中のようだった。その感覚が、利吉に何かを思い起こさせる。
「……蛇は脱皮を繰り返すことから、生まれ変わりの印なんだそうだ」
土井の声が、わずかに震えた。
「まれなる縁が、絶えず続くようにと。そういう祈りが、込められている品だと」
利吉の指が、蛇の頭の部分で止まった。奥方の言葉が脳裏に蘇った。書斎で絵巻を見せながら語ってくれた言葉。櫛は「奇し」とも読む。不思議な、稀なる縁。そしてあの蔵で手に取った古い黄楊の櫛。同じ意匠だ。蛇と稲穂。いつかの夢の中で、──桜の下で、誰かに渡したくて握りしめていた櫛。
繋がりが見えかけたような気がした。見えかけて、けれどもまだ手が届かない。それなにのに胸の奥で確かに何かが震えている。夢の中で感じていた手触りと今指先に触れている螺鈿の滑らかさが同じものを指しているような気がして、利吉はじっと櫛を見つめた。櫛から目を離さない利吉に、土井は言葉を選ぶように続ける。
「君が夢で見たものを……私も、同じように見ている気がする」
その言葉は、慎重さで満ちていた。利吉にまだ全てを言うことはできない。前世の記憶を、魂の繋がりを、百年の時間を。それを今ここで語れば、利吉の中で何かが壊れるかもしれない。利吉自身がいつかそこに辿り着くまで待つべきだと思った。或いは、辿り着かなくとも──。
土井は利吉の手を、もう一度握った。二つの掌の間に櫛がある。螺鈿の蛇が、二人の体温を受けて温まっていく。
「私は──君に傍にいてほしい。ずっと」
利吉は、何も言わなかった。
何も言わないまま、土井の手の中にある櫛を自分の手の中に引き寄せた。指先で櫛の輪郭をなぞり、蛇の頭を撫でて稲穂の筋を辿った。その形を指に覚えさせるように。
やがて利吉は、櫛を胸元に寄せた。包帯の巻かれた右腕で、抱え込むようにして櫛を抱いた。涙がまた溢れていた。先刻の涙は堪えきれずに零れたものだった。今の涙は静かに熱く頬を伝って、枕に落ちていくだけだった。
「……はい、若」
利吉の声は掠れていた。掠れて、けれど震えてはいなかった。
「どこへでも──お供いたします」
***
翌朝、屋敷に戻った土井を迎えた家人が、門のところで言付けてきた。
「若様。若殿と奥方様が、奥の間でお待ちです」
呼び出しではなく、待っている、と家人は言った。昨日は伊作の診療所で一晩中利吉の傍に付き添っていた。家老の件は片が付いた。果たして何を言われるのだろうか。土井は着物の裾を直し、襟元に手をやった。懐の中は空だ。昨夜まであった櫛の重みはもうそこにはない。けれどももう構わないと思った。母と兄から、何を言われても構わない。自分はもう覚悟を決めたのだから。
奥の座敷に入ると、若殿と母が並んで座っていた。いつもの配置だ。若殿が上座に、母が斜め脇に座している。茶が二つ置かれていて四男坊の分はない。長い話をするつもりはないということだろう。
土井は敷居の手前で平伏した。
「兄上、母上。お呼びにより、参りました」
「お座りなさい」
若殿の声は穏やかだった。いつもの兄の声だ。けれども今日はどこかに柔らかさがあるように感じる。事件の最中に見せていた慎重さとは違う、それは別の種類の静けさだった。
土井が膝を進めると、若殿は一口茶を飲んで碗を置いた。
「半助。昨夜は──診療所にいたのですね」
「……はい」
「そうですか」
それだけ言って、若殿は茶碗の縁を指でなぞった。何かを考えている──というよりは、言葉の順序を整えているように見えた。
「二人のことは……私は存じません」
土井は顔を上げた。
「何も聞いておりませんし、何も見ておりません。家中にも、そのようなことはございません」
若殿の声は淡々としている。けれどもその淡々さの中には確かに意図があった。知らないことにする。なかったことにする。それがこの家が取れる最善の形なのだと若殿は言っている。
「ですが──」
若殿は一拍置いた。
「土井家の御側が欠けるのは、困ります」
兄の言わんとするところを掴みかねている弟に、若殿は優しく言った。
「山田利吉は、命を賭けて母上と私を救いました。その恩には報いねばなりません。今後、山田殿は若君の御側に置きます。これは家の決め事です」
御側──側仕えとして、公に土井の傍に置くということだ。これまでは護衛として、忍として傍にいることを許されていたものが、傍にいることそのものを家の形として定める。土井は言われたことが信じられなかった。目を見開く息子に、母が口を開く。
「半助」
「はい」
「守りたいなら、守り方を選びなさい」
母の声は穏やかだった。穏やかで、芯があった。いつもの母の声だ。けれどもそこには何かを許すような響きがあった。
「家の中で守るのですよ。家の外で目立つようなことがあっては、なりません」
母は土井の目をまっすぐに見た。
「山田殿は若君の側に置きます。置く以上は私が守ります。あの方は私の命を救ってくださった。その恩は私が返します。だから──若君も、家の作法を守りなさい。世間に後ろ指をさされるようなことは、なりませんよ」
土井は深く頭を下げた。額が畳に触れた。
「……はい」
声が震えた。震えて、それ以上は出てこなかった。二人が多くのことを悩み、譲歩して、そして自分に情をかけてこのことを伝えてくれことが分かったからだった。恋を認めたわけではない。二人の関係を祝福したわけでもない。それでも傍にいることを許した。家の形で包んで、守ると言ってくれた。それが、この家が示せる精一杯の承認だった。
若殿が立ち上がりかけるのを、土井は顔を上げて引き留めた。
「──兄上」
「何でしょう」
「……なぜ、許してくださったのですか」
若殿は立ち上がる途中で、足を止めた。
障子の向こうから、庭の木々を渡る風の音が聞こえている。若殿の横顔は穏やかだった。穏やかで、静かで、どこか遠いものを見ている目をしていた。
「……四男坊が好いた相手と添うたところで──御家に響きはしないでしょう」
若殿は微かに笑った。
「失くしてからでは、遅いのですから」
土井の胸の奥で、何かが軋んだ。
兄には、正室の御方様とは別に添い遂げたかった人がいたと聞いている。家を継ぐ嫡男として、その想いを断ち切ったのだ。兄はそれを誰にも語らず家の形の中に収めて、今もその形の中で生きている。そのことを土井は知っていた。知っていて、何も言えなかった。
若殿は障子に手をかけた。
「大事にしなさい、半助」
それだけ言って、兄は母を伴って部屋を出ていった。障子が静かに閉まり、足音が廊下を遠ざっていく。
一人になった座敷で、土井はしばらく動かなかった。
畳の上に差し込む朝の光が、茶碗の縁を白く照らしていた。
***
数ヶ月が過ぎた。
冬が終わり、梅が咲き、梅が散り──桜が咲いた。
寺子屋の庭の桜は、今年も変わらず咲いていた。枝が少し伸びて、去年よりも広がっている。子供たちが庭で花びらを拾い集め、紙の上に並べて何やら数えている。風が吹くたびに花弁が舞い上がり、せっかく並べたものが崩れて、笑い声が上がった。
土井は教室内に座り、いつもの顔で読み書きを教えていた。寺子屋の先生の顔だ。穏やかで、優しくて、子供が墨を零せば一緒になって拭いてやる。元通りの日常だ。何も変わっていないように見える。
けれども変わったことが一つだけあった。
利吉は教室の隅に控えていた。
これまでは部屋の外にいた。今では教室の隅で、土井と子供たちの様子を直に見守っている。右腕の皮膚は火傷で引き攣れたままで袖の下に隠れているが、指は動くようになっていた。五本全てがかつてのようにとはいかないが、握ることはできるようになった。筆も持てる。刀も振れるようになった。伊作が「焦るな」と言い、土井が「無理をするな」と言い、利吉は「はい」と答えて──翌朝また握った。毎日、朝と夕に指を動かし、握り、開き、また握った。
壁を登れるようになったのは先月のことだ。手裏剣はまだ的を外すことがある。でも、きっと戻る。利吉はそう信じていた。
授業が終わり、子供たちが帰っていった。
小さな足音が門の外に消え、笑い声が通りの向こうに遠ざかる。一人だけ、門の前で振り返った子供がいた。
「先生、また明日ね!」
「ああ、また明日」
土井が手を振ると、子供は笑って走っていった。やがて寺子屋は静かになった。春の風だけが開け放った障子の間を通り抜けていく。
土井は教壇の片付けを済ませ、縁側に出た。
利吉がそこにいた。柱に背を預けて庭の桜を見ている。花びらが一枚、利吉の肩に落ちていた。それに本人は気づいていない。
「──先生」
利吉が声をかけた。寺子屋では、利吉は土井を「先生」と呼ぶ。屋敷では「若」と。二つの呼び方を、利吉はいつからか自然に使い分けていた。
「何だい?」
土井は利吉の隣に腰を下ろした。縁側の板が二人分の重さで軋む。利吉の肩の花びらが、土井が座った拍子に風に遊んだ。
「今日の夢の話を、してもいいですか」
土井は微笑んだ。
「ああ……聞かせてくれ」
利吉が語る夢は、いつも同じ場所だった。
縁側と、子供たちの声。隣に土井がいる。庭に桜が咲いていて、風が花びらを運んでくる。ただそれだけの夢だ。何も起きない。ただ隣に座って、同じ景色を見ている。
土井は目を閉じて聞いていた。
前世の縁側。利吉が隣にいた日々。子供たちが庭で遊び、桜が咲き、風が花びらを運んでいた。利吉は覚えていない。覚えていなくても、魂のどこかであの場所を知っているから、夢に見る。
目を開けると、利吉が隣にいた。庭の桜が咲いていた。子供たちの声はもう遠いが、花びらは風に乗って舞っている。夢と同じ景色が──ここにあった。今、この縁側に。
「……利吉くん」
「はい」
「私もね、その夢を知っているよ」
利吉は少しだけ笑って、懐に手を入れた。若は不思議なことをおっしゃる、といつも言う。利吉が取り出したのは鶯笛だった。竹製の素朴な笛。去年の春に浅草の露店で買ったものだ。
土井は笑った。同じものを懐から取り出した。
「まだ持っていたのか」
「先生こそ」
利吉が笑った。火傷の前と──前世と変わらない笑い方だ。少しだけ照れを含んだ、まっすぐな笑い方。右手で笛を持つ。指は少しぎこちなかったけれど、唇に当てた。土井も笛を構えた。
二つの音色が重なる。鶯の囀りに似た、素朴な音だ。上手くはない。音がずれて利吉が吹き直し、土井が合わせ直す。合ったかと思えばまたずれて、二人とも笛を下ろして笑った。
桜の花びらが風に巻き上げられ、二つの笛の音の間を縫うように舞っていく。寺子屋の屋根を越え、空に散っていく。
利吉の懐には、土井から贈られた櫛がある。蛇と稲穂の螺鈿。あの夜から一日も離さずに持っている。
土井の懐には、もう櫛はない。百年握りしめていた重さは、今は利吉の掌の中にある。胸の裡は痛みを残しながらも軽くなり、けれどもその軽さは空虚ではなかった。代わりに今、隣に利吉がいる。
笛の音が止んだ。
縁側に並んで座って、利吉の肩が土井の肩に触れている。五寸の距離は──もうない。百年の距離も。
苦しい時も、死ぬ時も、共にあろう。
柔らかな風が吹いた。桜の花びらが庭を渡り、縁側を越えていった。
了
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