成人年齢と性


─成人年齢について
成年とみなされる年齢は16歳頃である。
この歳になるとワインを摂取することが許可される。
婚姻が許される年齢はもう少し手前(14歳前後)で、そのくらいの歳に結婚する(させられる)者もいる。


 ─性について
イヴェール王国には「男子はせめて結婚前には筆下ろししておくべき」という考え方がある。
相手(の女子)が安心して相手に身を委ねられるようにうまく誘導することが男子の役割であるとされている。
ある程度の歳になった男子(大体が十代)は、歳上の同性や兄弟、友人などに導かれて娼館のような場所に行き、そこで筆下ろしの手解きを受けるというような一種の通過儀礼が存在する。

一方、女子には男子のように通過儀礼はなく、初めて夜を共に過ごす相手に身を委ねて処女を脱することができればそれでよしとされている。
女子は相手(の男子)が「経験済み」であることを望む者が多い。

これらの通過儀礼は必ずしも行わなければならないことではなく、あくまでも個人の意識に委ねられる。
また、地域によって意識の強さや方法は多少異なる。

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