【インタビュー】染め上げる白、魅了する黒

天城燐音/HiMERU
ES発アイドルの勢いが止まらない! 噂のバディを目撃したか?

話題沸騰中の木曜ドラマ『fiction』にてダブル主演を務める『Crazy:B』ダブルセンター、天城燐音さんとHiMERUさん。今最もアツいバディにインタビューを敢行!
「鏡写しのよう」だというそれぞれの役柄と、お互いの仕事ぶりについて語ってもらった。



──ドラマ放送開始以降、こういった露出がかなり増えましたよね。

天城「増えましたね。ファッションモデルとして呼んでいただくことは今までもあったんですけど、こういう写真中心じゃない記事にも使っていただけるのは新鮮ですね」
HiMERU「写真なら大丈夫でも、じっくり話すとボロが出るかもしれませんよ。気をつけてくださいね」
天城「え、俺っちに言ってる?(笑)」

──(笑)。本作は過去と現在が密接に絡み合ったストーリーと併せて、お二人の熱演がキモですよね。普段のお仕事とのギャップはありますか?

天城「あんまりねえかなあ?」
HiMERU「お芝居もアイドルの技能の一つですからね。我々はプロとして、期待を超えるパフォーマンスを発揮するだけなのです」
天城「さっすがメルメル(注1※HiMERUの愛称)プロ意識たか〜い」
HiMERU「取材中に変な呼び方しないでください。すみません、今のところ『これ(指で何かを切るジェスチャー)』で」

──作中では息ぴったりなアクションを披露していましたが、お二人はプライベートでも仲がいいんですか?

HiMERU「……それなりに?」
天城「今の間なに?(笑)」
HiMERU「あなたが答えるかと思って」
天城「仲はいいですよ。昨日も収録終わったあと二人で反省会。○ンスタにオフショ上げたりしてるので、ぜひ見てくださ〜い。○ikTokもあります!」

──ちゃっかり宣伝してる!

HiMERU「抜け目のない」
天城「褒めてくれてもいいんですよ!」
HiMERU「(天城を無視して)思ったのですが、それプライベートですか? 仕事の一環では?」
天城「確かに」
HiMERU「もっとプライベートっぽいやつ出してくださいよ。ほら。早く」
天城「待て待て、実はあんまり仲良くねーのバレるっしょ」

──(笑)。真偽のほどが気になるところですが、次の質問です。お二人の役柄は年齢、ポジション共に実際と逆転していますね。演じてみていかがでしたか?

天城「新鮮で良かったです。初心に帰れたっていうか。自分が新人だった頃のことを思い出しながらHiMERUの背中見てたら、なんかすげえ頼もしく思えてちょっと泣けた(笑)」
HiMERU「本当に?(笑)」
天城「ほんとほんと」
HiMERU「天城は歳上だろうが歳下だろうがものすごい存在感でそこにいるな、と感じました。黒葛(注2:HiMERU演じる『黒葛刑事』)にとっては、犬みたいにくっついてくる白幡(注3:天城演じる『白幡刑事』)は鬱陶しいながらも可愛い後輩なので、彼のような歳上の余裕は羨ましいです」

──現実に、彼らのような先輩後輩がいたら?

天城・HiMERU「無理!」

──(笑)。役作りはお二人で話し合ったのですか?

HiMERU「そうですね。二人のシーンが多いので、掛け合いの稽古だけでもかなりの時間を費やしましたが。フレームの外にいる彼らがどんな会話をしているのか、目を合わせているのかいないのか、どこまでを知っていてどこからが想像なのか……二人で擦り合わせることが山程ありました」
天城「そうそう、意外と相棒がいないシーンで重要なこと言ってたりしますしね。あいつら大事なことは直接言わないがちなんで」
HiMERU「等身大なのですよね。本人を目の前にしたら言葉が出なくなってしまうこと、誰にでもあるでしょう。遠い世界の話のようで、案外誰にでも当てはまる葛藤を彼らも抱えている」

──人として共感できる部分もあると。

天城「根底にあるテーマは普遍的なものだと思いますよ。お仕事ドラマではありますけど、キャラクターの中身もしっかり魅力的なので。伝わる芝居をしたいですね」

──最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。

HiMERU「アイドルとしてのHiMERUと同じくらい、役者としても愛していただけたら嬉しいです。必ず仕事でお返しすることをお約束します」
天城「曖昧ですっきりしないことの方が多い世の中ですけど、ドラマの中ではきっちり白黒つけてやりますんで! 毎週木曜の、学校とか仕事とかを頑張る口実にでもしてもらえればと。引き続き応援よろしくお願いします!」

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