質問部屋(フィノレニェ)

うん、またなんだ。すまない。
だが私は謝らない。

アルフィノとレーニェの質問部屋。
暁月終了後。アルフィノはレーニェに告白したけど、まだ付き合ってない。
簡単に言えば『大人になるまで待ってるわ』の状態。
まだアルフィノが、少なくとも体格は子供だから何事もないため50まで。
たぶん同時にシエルとアリゼーもやらされてる。



■



【50個の質問に答えないと出られない部屋】(デデドン)(絶望的なSE)
「なにこれ」
「なんだこれは」
「いや、マジで出られないわ扉がビクともしない。どうする? 壊す?」
「……いや、調査対象が余波で壊れるかもしれないと思うと、短絡的な物理破壊は望ましくはない。二手に分かれたアリゼーとシエルが心配だが……」
「あー……。……たぶんまずい状態にはなってないと思うわ。ちょっと困っては居そうだけど」
「君がそう言うなら、シエル達にひとまず危険は無いという事だね。質問に答えるだけで出られるなら、従う事にしよう」
「おっけー」



1 あなたの名前を教えてください
「レーニェ・ツェンヴァよ」
「アルフィノ・ルヴェユールだ」

2 年齢は?
「16だ。……その、私は耳を塞いだ方が?」
「ん? なんで?」
「いや、女性の年齢を尋ねるのは、あまりにも礼を欠く事かと」
「あー。いいのよ、今まではっきり言わなかったのは、単に20越えた辺りから数えるのめんどくさくてやめてただけと、謎の多いオンナってちょっと面白いなって思ってただけ。なので明確には分からないけど、70は越えてると思うわ。80は……どーかなぁ」
「なるほど、それも君達の悪戯の一環だった訳か」
「そーね。どう? 思ったよりおばあちゃんで吃驚した?」
「いや、私達エレゼンと君達ヴィエラでは寿命が全く違う。互いに異なる常識を無理やり同じ枠に入れたところで、なんの益も無い。ただ、君がとても魅力的な女性である事実に変わりはないよ、レーニェ」
「……もう。いっぱしの男の口説き方するんだから」

3 性別は?
「見ての通りの女性よ」
「男性だ」

4 貴方の性格は?
「えっ、うーん、世の中甘く見てノリと勢いで渡って来たふざけたオンナ、かしら」
「そう見えるように振舞っている、聡明な女性もつけると正確だね」
「ええーあたしに聡明とかやめてよむず痒い。ずる賢いだけよ」
「はは、そういう事にしておこう。私は……そうだな、アリゼー曰く物事を難しく考えがちだとか、頭は良い筈なのに騙されやすいとか……以前よりは随分マシになったと思うのだが」
「ま、つまりは真面目で素直ないい子って事よネ」

5 相手の性格は?
「今しがた少し言ってしまった気がするね。レーニェは確かに明るくおどけて周囲を振り回す、破天荒な部分はあるが。考えなしの行動ではなく、きちんと自分の振る舞いの末に何が起こるかを把握しているように見受ける。トリックスターのようなものかな?」
「ただの悪戯好きよぉ(くすくす) アルフィノはとっても頑張り屋で、真面目で、努力家で、でもちょっとたまに抜けてるところもある、素敵で可愛い男の子よ」
「……当然なんだろうが、男の『子』とつけられると、微妙な気分になるね」
「あら、ごめんなさい? あたしの評価を覆してくれる日を待ってるわ?」
「ああ、頑張らせてもらうつもりだよ」

6 二人の出会いはいつ?どこで?
「リムサ・ロミンサに向かう船に居たわよね?」
「ああ。気が付いていたのか」
「あと、グリダニアでも見かけたわ」
「そうだね、お互いに会話はしなかったが」

7 相手の第一印象は?
「あっ、双子仲間だわ! ってシエルと盛り上がってたわよ」
「なるほど、それで印象に残っていたのか」
「しかもめちゃくちゃ可愛い二人じゃない? 男の子二人かしら、女の子二人かしら、それともあたし達みたいに男女の双子かしら! って気になってたの」
「……それをアリゼーに言うと怒るだろうから、言わないであげてくれ」
「分かってるわよぉ。アルフィノは、あたしとシエルの事気付いてた?」
「それは勿論。ヴィエラ族自体はシャーレアンにも居るから見たことはあったが、私達とは違って大人で、男女の別がハッキリと出ているのに瓜二つ、という双子に興味は惹かれたよ」

8 相手のどんなところが好き?
「基本的に冷静である事を努めてるのに、情に厚くて、間違っていることを放っておけなくて、でも昔みたいに頭ごなしに否定しないで、最近はお話を聞いて穏やかに諭したり正したりするようになってて。ああ、大人になったわね、立派になったわね、って凄くあったかい気持ちになるわ」
「君達には、とても恥ずかしい時分を見せてしまったからね。再評価して貰えているのは嬉しいよ。私はその、シエルとの絆がとても強く、互いが一番であるのは変わらないのだろうけれど。それでも、ふざけているようでいて傍にいる仲間の事をいつもよく見ていて。普段は見守っていても、必要な時にはいつも言葉をかけて、手を差し伸べてくれる。それをごく自然にやる君達を、羨ましくも好ましく思っている」
「あら? あたし『達』を? あたしをじゃないのかしら?」
「あっ、いや、その、……なんと、言えば良いのだろう。二人の差を、ここはシエルとは違うと取り沙汰して話すのを、君は好まないかと」
「ふふ、アルフィノならいいわ。ね、あたしのどこが好きなの? シエルとは違うとこ、教えて?」
「……君の、笑顔が好きだ。普段の君達は、悪戯な様子でそっくりに笑うが。時折見せる、無邪気に可愛らしく笑う君が」
「あらやだ。思ったよりも嬉しくて、照れちゃうわね(にこにこ」
「ああ、それだ。その笑顔」

9 相手のどんなところが嫌い?
「んんっ、そうねえ。嫌いというか……あと一歩かしらね? と思うのは、まだちょっとデリカシーってものが足りないわね」
「うっ。……たまにアリゼーからも言われるが、そんなにかい?」
「いえ、その辺に居るノンデリカシー男のそれとは違うのよね。アルフィノの場合は、素直過ぎるというか、それこそまだ人の心の機微を学ぶ機会が足りてないだけだと思うわ」
「今後も出来る限りの善処をしていくよ……。君の嫌いな……、……嫌い、では決して無いのだが」
「なあに?」
「君はとても魅力的な女性だし、少し挑発的な印象を受けるからか、頻繁に男性に声をかけられるだろう。今も昔もレーニェはそれに対してからかったりはしても応えはしないと知っているが、まだ阻止に割って入って良い立場ではないという事実も相まって、とても……複雑な、気持ちに」
「あら? アルフィノの前ではまだやってなかったかしら」
「なんだい?」
「今はその手のやつ、こうお答えしてるのよ。『あらごめんなさい。もう売約済みなの』って」
「くっ……(嬉しいやら、恥ずかしいやら)」

10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「アルフィノって、シエルと似た支援系魔法型じゃない? だから、割と一緒に戦うにしても違和感無いのよねえ」
「流石に彼ほどの能力は無いが、そう言って貰えるのは光栄だよ。正直、シエルの戦い方は私にとって大きな目標だ」
「性格面は……どうかしら。アルフィノ、今後の人生あたしに振り回されちゃうかもしれないの、大変とか思わない?」
「ああ、きっと楽しい人生になるのだろうね」
「あら。……そんな風に言われちゃうと、期待しちゃうわ」

11 相手のことを何で呼んでる?
「アルフィノ」
「レーニェ」

12 相手に何て呼ばれたい?
「名前を、敬称無しで呼び合う以上の呼称はあるのだろうか?」
「あら、アルフィノだって知ってるんじゃない? お母さんがお父さんに言ったりするでしょう? ……あ・な・た♡ って」
「うっ……(想像して真っ赤になった)」
「ふふふ、かーわい♪ 呼ばせてくれるのかしら、楽しみにしてるわ?」
「努力、する、……したい」

13 相手を動物に例えたら何?
「うーん、ん-……アリゼーも含めて、子リスちゃんかしら。いえ、最初はそんな感じだったけど、今はもうちょっと大きいイメージね。そうねえ、狼には至らない、わんこ系ね」
「子犬、とは言われなかったことが有難いよ。君は……ヴィエラの耳のイメージに引っ張られそうになるが、ウサギというよりは猫、いや……もっと大きいな。クァール、だろうか」
「人懐こいクァールねえ。でもすらっとしてて素敵な生き物だし、嬉しいわ」

14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
「…………(長考)」
「『可能なら指輪やアクセサリーを渡したい、いやでも、未だ交際に至っている訳でもないし、重いと思われるだろうか』、ってところかしら?」
「……心を読まないで欲しい(顔赤い)」
「ふふ、指輪についてはもう少し後に、素敵なプロポーズと共にお願いしたいわね。あたしはそうねえ……頑張り屋さんのアルフィノには、新しいペンとかいいかもしれないわね」

15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
「あっ、あたし欲しいものがあるの」
「おや、珍しい。なんだろうか」
「そのうちでいいのだけれど、青いマニキュアが欲しいわ。銀のラメが入っていると完璧ね」
「ふむ、そんなに珍しいものでもなし、問題なく用意出来ると思うが……。化粧品は自分で選ぶ方が間違いがないのでは?」
「ふふ。アルフィノから、その色を貰う事に意味があるのよ?」
「? ……(考え中)。……!!(自分をイメージする色だと気付いた)」
「あははは、本当はそういうの、サンクレッド辺りに教わるのがいいんでしょうけど。他人に教育されるよりは、あたしが育てたいわよねぇ」
「そっ、それならば! 私だって、その、君の色が、欲しい、の、だが」
「あらホント? あたしの場合、どうしてもシエルと変わらない色になるわよ?」
「……それでも」
「はあい。じゃ、何か考えましょ」

16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
「不満なんて、ねえ。これから成長の余地たっぷりの将来有望な男の子に、不満どころか期待しか無いのが普通でしょ」
「す、少し私に期待しすぎではないかい?」
「アルフィノは期待されずに放置されるより、ちゃんと期待してるわって伝える方が頑張れる子だと思うのだけど」
「有難いが、また増長するような事の無い程度にして欲しい」
「今のアルフィノは、もう昔のアルフィノに戻らないと思うけど、まあ加減は考えてみるわ。それで、アルフィノからもどうぞ? 不満を言われても改善するとは言わないけどね」
「……いや。確かに君は何も知らない人物が見れば、とても不真面目で自分勝手な人間に見えるかもしれないが。決して善からぬ事に手は出さない。悪戯に、理由も無く他者を欺き陥れる事もない。男性に声をかけられる事はあっても、一切相手にしない。とても善良で、貞淑な女性だ。不満なんて、抱くはずもない」
「てっ?! あ、あたし相手に貞淑とか、どうかと思うけど?!」
「おや、君がどもるのは珍しい。確かに肌を露出する服を多く着るが、別に男性を誘っている訳でもなく、単なる君の趣味だろう? 他人が勝手に君をそう見るだけだ。君の責任ではない」
「…………やめてよ、嬉しくなっちゃったじゃないの」

17 貴方の癖って何?
「先ず、見聞きしたことを一旦精査する事、だろうか。おかげで、先にアリゼーが飛び出していく事が多いね」
「うーん、癖かあ。こう、からかい甲斐のありそうな子を見ると、ついついいじっちゃうのよね。あんま良くないのは分かってるけど」

18 相手の癖って何?
「よく、耳をいじっているね。毛づくろいをするように。レーニェ自身の耳だけでなく、シエルの耳の事もあるが」
「え? ……あ、うん、そうね、してるかも。考え事してる時とか、なんか手持無沙汰というか、ある程度身体を動かした方が、頭もよく回る気がするの」
「なるほど?」
「アルフィノの癖かぁ……。すっかりお手伝い好きになったわね……癖っていうか趣味か」
「今は話し合いや思考のタイミングでもないのに、じっとしているのが落ち着かなくてね」

19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
「嫌なこと……。困る事はあるが、嫌とは……」
「仲間や友人に、嫌と思うと分かってる事なんてしないわ。嫌と思うだろうネタはいくつかあるけど」
「えっ。いったい何が?」
「クルルやアリゼーに内緒って言われてるから、ナイショ☆」
「その二人が出所な時点で、嫌な予感しかしないのだが……! その、私は君が嫌がるような行為をする事があるだろうか?」
「んー、いえ別に? なんなら、たまーのデリカシー不足発言も、嫌というよりは面白いなあって思って見てるし」
「面白がられるのも……複雑だね……」

20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
「一度だけガチおこしちゃったわね」
「そうだね……」
「必要な事だったのは分かってるのよ? でもね。なんて言うのかしら。……自分より若い子達が犠牲になる。しかも、まだ成長期も終わってないような、ずっと可愛い弟妹みたいに思ってた子の命を踏み台にしてでも進まなきゃいけない。それがとても苦しいのは、分かって欲しいわ」
「ああ。自分達の選択に後悔はないが、君達に重荷と負担を全て背負わせた事は、謝りたい。それでも足を止めないでくれて、有難う」
「もう。二度目は無いんだからね。……逆にアルフィノは、何をしたら私に怒るかしら?」
「いや、それは、……何だろう。君達は、怒られないギリギリを見極めるのが上手いから」

21 二人はどこまでの関係?
「大切な仲間よ」
「ああ。家族も同然の大切な人だ」

22 二人の初デートはどこ?
「デート。いいわね、デート! 今度してみない?」
「えっ?! いや、今『仲間だ』と言ったばかりじゃないか!」
「あら、別にお付き合いする前にデートする人だって居るわよ。むしろ、その初デートでこの人とは合うかな、楽しく過ごせるかな、これからも好きでいられるかな、って判断してからお付き合いになると思うわ」
「そ、そうなのかい? そういう事なら……」

23 その時の二人の雰囲気は?
「ごめんなさいね、質問に答えられないから好きにするけれど。流石に恋愛初心者に急にあまーいデートして欲しい、なんて言わないわ。先ずは冒険でも仕事でもなく、一緒におでかけして、一緒になんでもない時間を過ごしましょう?」
「それが、デートというものなのだろうか」
「たぶん」
「たぶん?」
「……ごめん、実はあたしもその、よく、知らなくて」
「え?」
「だ、だって! シエル以外の男の人と長時間二人きりどころか、お付き合いもデートもしたことないんだもの!」
「え?! そ、そうだったのかい?!」
「仕方ないじゃない、なんかこう、恋愛上級者ーみたいな雰囲気出してないと、こっちを下に見た男に好き勝手あれそれ言われて、俺が教えてやろうかみたいな上から目線で近づかれるんだもん! だから、お呼びじゃないのよボーヤ、みたいな感じでやり過ごすしか無かったの!」
「……そんな男性ばかりではないが、同じ男として、てっきりある程度の経験を持っていると信じ込んでいた人間として、なんというか、申し訳ない……」
「先輩の女の人とかに、かわし方とか見た目に合う雰囲気作りとか、すごーく教わったの……今は息吸うようにそれで生きてるけど。だからね、こう、本とかで読んだ、ほのぼのーふわふわーってした、可愛い女の子と男の子がするみたいなデート、してみたいな……って」
「なるほど。そういう事なら、喜んで」

24 その時どこまで進んだ?
「どこまで進めたいんだい?」
「は、初デートでどこまで進めるとか、そう言う事は無いと思うわ! 普通に一緒に過ごして、今日は楽しかったね、また遊ぼうねくらいで良いと思うの!」
「分かった。では、先ずは君が楽しめるように努力しよう」

25 よく行くデートスポットは?
「ふむ。ほのぼのふわふわしたデートという言葉の印象からすると……、ピクニック的なイメージで良いだろうか?」
「あっそれ! それとってもいい! 原っぱでお弁当持ってピクニックデートしてみたいわ!(きらきらした笑顔)」
「(そうか、この人は『普通の少女時代』が少なくて、未だに憧れているのか)では、そうしよう。都合と天気の良い日を選んで。場所は、一緒に決めようか?」
「うんっ!(にこにこ」
「(可愛い人だな……)」

26 相手の誕生日。どう演出する?
「やるならサプライズしたいんだけど、今ここでそれを言っちゃったら台無しじゃない」
「はは……、あと、誕生日を祝うべきは、相手一人でもないからね」
「そうよね、そこはアルフィノもアリゼーも、一緒におめでとうってしたいわ」
「私も、レーニェとシエル、どちらも祝いたい。二人とも、かけがえのない人なのだから」

27 告白はどちらから?
「私だね」
「ふふー……、一生懸命伝えてくれたアルフィノ、可愛かったわぁー……」
「あ、あまり反芻するのはやめてくれ。沢山なんと言うか考えたのに、結局言葉が出てこなくて……」
「それが良かったのよ? 今ここにある気持ちを、必死に誠実に伝えようとしてくれて。本当に、生きてきて一番にキュンしたわぁ(にこにこ」
「そ、れは、……喜ばしいのだが……」
「アルフィノ理想のカッコいいプロポーズもしてくれるのかしら。楽しみだわ」
「……まだチャンスがあるのは、有難い事だね。それまでに精進するよ」

28 相手のことを、どれくらい好き?
「言葉としてそれを表現するのは、なんとも、難しい……」
「基本的に言葉で人と関わろうとするアルフィノからそういうセリフが出る時点で、なんだか嬉しくなっちゃう」
「そういうものかい?」
「少なくともあたしはそう感じるわ。そうねえ、あたしからは……アルフィノにフられたら、きっと泣いちゃうくらいかしら」
「……好いた人を泣かせるつもりはないよ」

29 では、愛してる?
「直球で来るわねぇー。うーん、家族愛が先に育っちゃってるのよね」
「私が先に家族のようなものと言ってしまったからね……。今更だが、あれは君達としては良かったのだろうか」
「あれはユールモア潜入の為の方便も含まれてるでしょ? まあ嘘でもなかったでしょうけど……。それに案外、なんだか嬉しかったというか、なんかこう、胸がぽかぽかしたわ」
「そうか……良かった」
「男女の愛は、これから育てていくんじゃないかしらね」
「そっ、そうだね」

30 言われると弱い相手の一言は?
「それは……」
「? どうしたの?」
「ハッキリ言ってしまうと、君が嫌がるか、もう言ってくれなくなる気がして」
「えっ、何それそんな変な無意識発言してる? 気になるんだけど! 教えて教えて、改善しない約束するから!」
「変な約束だね……。先ほどのデートの話の時にね。ああ、この人はきっと、根は可愛らしい、とても素朴な少女なのだろうな、と」
「かっっっっ」
「普段は見せることのない、まだ幼い少女の部分が、とても愛らしくて。そういう気持ちからの言葉を、私は全て叶えてあげたいと、そう思ってしまった」
「やっ、やめ、ちょ、あたしそんな感じだったの?! 5分の1くらい年下の子に幼いとか思われるほど?! 何それ聞かなきゃよかったそんなの」
「改善しない約束だったね?」
「〜〜〜……(恥ずかしい)。も、もー! 絶対責任取ってもらうんだからねー!」
「それは勿論、喜んで。……君の回答は?」
「アルフィノってたまに余裕綽々というか、あたしが普通の女の子みたいな扱いするじゃない? ……それホント恥ずかしいというか、嬉しいっていうか、そんな感じよ」

31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
「アルフィノにそれはちょっと無理じゃないかしら……」
「たぶん、君にも無理だと思うが……」
「えっ、あたしそんなに信用ある?」
「そもそも、レーニェは男性が苦手だろう?」
「えっ」
「特に、顔や体つきだけを見て近寄ってくる男性は。先ほど、そういう扱いをされるのが嫌でかわし方を学んだのだと、自分で言ったじゃないか」
「まあ……そうね……。アルフィノはアルフィノでモテるでしょうけど、それに対して困るか気付かない以外の反応、想像できないわね」
「反論はできないね……」
「浮気の疑惑と言うより、最早秋波むけられて困ってる様よね……。助けるべきかしら、今の段階では保護者として」
「今はまあ……仕方ない……」

32 浮気を許せる?
「許せる許せないの前に、普通にイヤだわね」
「そうだね。ヴィエラ族的にはそもそも浮気がどうという感覚ではないのだろうが、君達の場合は……」
「お察しの通り、思春期開始直後に家出して、他の種族と関わって生きてるから、割とその辺の感覚はヴィエラ的じゃないわよね、あたし達。たぶんヒューランに近いんじゃない? 一番数多い分、交流も多いから」
「そうじゃないかと思っていたよ。私にとっては有難いことだ。互いに無理することなく、共にいられる」
「翻って、許せるかどうかは……内容と言うか、言い訳次第かしらね」
「浮気の予定も意思も無いが、その言い訳如何でとんでも無いことになりそうな気がするね。君によからぬ言質を取られるのは大分リスクが高い」
「まあ、一生尻に敷かれる覚悟はして貰うかしらね? てか、アルフィノの答えは?」
「決して起こらない事象を想定する必要があるのかい?」
「わーお」

33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
「何をしているのだろうね。緊急事態なら連絡を入れてくるだろうから、それが無いなら……私を驚かせようとしているのかな。楽しみに待っていると思うよ」
「うーんこの理解度。こっちは……アルフィノが遅刻なんて有り得ないし、それこそ何か起こってるわよね。1時間経つ前に連絡するか探しに行くと思うわ」

34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
「えー、一つだけ選ぶのは難しいわねぇ。好きなとこいっぱいあるもの」
「そうだね、私もだよ」
「一番印象的なのは瞳かしらねえ。アリゼーとはもちろんそっくりだけど、彼女はきりっとしてることが多くて、アルフィノは少し柔らかい事が多いわ。でも、たまに相手を睨むような感じになる時はやっぱりアリゼーそっくりで、でもなんかちょっと違うの。不思議な感覚ねえ」
「なるほど、双子の妹と似てるが違うと、そこが良いと言われるのはこんな気分か。たしかに嬉しいかもしれない」
「あら、ご理解頂けて嬉しいわ?」
「こちらから一つ選ぶとしたら……、うーん、笑顔はさっき言ってしまったし。……そうだね、髪の色……が、とても印象的なんだ」
「色?」
「そう。あの日見た、澄んだ青空と、同じ色の君達の髪と、向けられた笑顔が。……きっと生涯、忘れられない」
「(いつのどれだろう? と思ってる)」

35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
「それ、は」
「(にんまり笑顔)」
「あ、あまり女性に対してそのような視線を向けることは、なんというか、大変失礼で不愉快にさせてしまうことで」
「んもーー、真面目なおぼっちゃまかーわーいーいー! いいのよ知らない小汚いクソオヤジのすけべ視線は不快だけど、アルフィノなら構わないわー! さあさあ思春期男子のリビドーをお見せー!」
「……どちらにせよ、答えなければ脱出が出来ないか……。……その……」
「うんうん、なあに?」
「何かの思案中に……、こう、腕を組んで、立ち方を変えるときの……動きというか流れが……」
「なるほど、アルフィノは胸派(メモメモ)」
「書き残さないで欲しいのだが?! レーニェからの回答も済ませて早く次に行ってくれないか!」
「え、流石に16歳男子に色気感じるとかはちょっと……別にショタコンではないから……」
「急に冷静にならないでくれ(がくり)」

36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
「あまり大きく話題が変わらない……」
「いや、色気とときめきは違うわよぉ。さっきから何度もキュンしてるし。要するに、女の子扱いされるのに弱いのよねぇあたし」
「うーん……やはりこう、気のある発言を向けられると、冷静では居辛いね」
「傍から見てるといたいけな少年をからかう悪いお姉さんだけど、その辺大丈夫?」
「君はからかってはいるのだろうが、無責任に煽っている訳では無いだろう? きちんと心も感情も伴ったものだからこそ、私も冷静では居られないと言うことだよ」
「んんんんん、そういうトコー!」

37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
「上手な嘘もイイ女の秘訣よね☆」
「そうかもしれないね?」
「アルフィノは嘘つかないタイプだけど、それとは別に案外演技力と度胸があるから、しれっと相手を騙せるわよね」
「君達を見習った……と言ったら、嫌がるかい?」
「見習う相手考えた方がいいとは思うわ。ふざけたオトナの真似しちゃダメよ?」
「何度でも言うが、君達は悪戯好きで人をからかうこともあるが、根はとても善良で誠実な人達だ。行く先を迷わないからこそ、そのための方便を使いこなす。それに憧れているんだよ」
「ええー……、やりたいようにやってるだけよぉ……」

38 何をしている時が一番幸せ?
「幸せ……、……アルフィノ、ごめんね?」
「え?」
「今はまだ、シエルと一緒に居るときが一番幸せだし、落ち着くわ」
「ああ、いや……君達は血の繋がった家族である以上に、一心同体という言葉が比喩ではない存在だ。君にとっては、シエルと離れるのは自分を欠けさせるようなもので、落ち着かないのは仕方がないだろう」
「理解が完璧でありがたすぎるわぁ……」
「君の大切な半身に妬いたりはしないよ。レーニェが幸せそうに笑ってくれる事が、私にとっても幸せなのだから」
「アルフィノがいい子すぎる……」
「勿論、いつかは私の隣で幸せだと微笑んで欲しいけれどね」

39 ケンカをしたことがある?
「喧嘩……喧嘩ねぇ……」
「一般的に、喧嘩というのは同じレベルの人間同士でするもので、レーニェから見れば私はまだまだ子供だろうからね。窘められたことは事はあっても、同等の喧嘩は……」
「一回、声を荒げたことはあったけど」
「ああ、ウルティマ・トゥーレの時……さっきも言った件だね」

40 どんなケンカをするの?
「そりゃね? これまでも、友達や仲間が命懸けで作ったり道を歩いては来ましたわよ? アルフィノ達に比べて、他の皆の命が軽いわけでは、決して無いわ」
「ああ」
「それでも! 貴方とアリゼーが犠牲になると言うのは、本当に苦しかったのよ。ホント……若い子に背負わせるのって、年長者としては無力感がすごい。覚悟があるとか必要とかじゃないの、本当に本当に、イヤなのよ」
「その感情を押し通さず、飲み込んで信じて歩いてくれた事を、何度でも感謝するよ」

41 どうやって仲直りするの?
「あたしの気が済むまで抱き締めてもみくちゃにしてやったわー!」
「シエルもアリゼーも巻き込んでね」

42 生まれ変わっても恋人になりたい?
「いえ、生まれ変わった後の希望というか『ずっと一緒にいようね』系はちょっと……」
「色々あったからね、君も」
「前世系でやらかしてるアシエン達見てると……ちょっとね……。二人の間だけで完結するロマンティックならいいんだけど、どうせ生まれ変わり先で別の恋人出来ててぐちゃぐちゃになるやつよね!」
「魂が巡り、また生を受ける中で記憶は洗い流されるものだ。それがあるべき流れで……何よりも、遙か先も大切だが、何よりも今この時を尊ぶ事が大切だと思うよ」
「綺麗にまとめてくれたわ。つまりそういうこと」

43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「うーん。うーん? 何系統の愛かはさておいて、常に何がしかの愛は向けられてるような気はするの」
「愛といっても、さまざまな形があるものだからね」
「恋愛かもしれないし、親愛や友愛や家族愛かもしれないけど……、シエルと一緒にいる時の次くらいに、アルフィノの傍は安心できるわ。これは愛だと思うのね」
「シエルの次、は恐らく私が到達出来る最上位だろうね。それだけ君からも愛と信頼を向けてもらえている、何よりの証拠だと思うよ」

44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
「え、いや特にないかな? 何がしかの愛は常に向けられてる気がするの」
「私も特に無いと言えるね。それこそ、家族に対する信頼と同じようなものだ」
「完全に家族愛枠な気はするけど、だからこそ無条件の信頼と愛よね」

45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
「親愛や友愛や家族愛は、口にすると言うより態度と誠意で示すものだと思うけど。まだ恋仲成立してないから、そっちはたぶん見せたことがないと思うわね」
「……シエルにも?」
「実の兄に恋愛表現はちょっとしないわ。というかあたし自身もしたことないからアレだけど、そうねー……。早くあたしの助走つき飛びつきハグを受け止められるようになってね?」
「助走つき飛びつきハグ」
「ほら、女の子が飛びついて、男の人が抱き止めてくるくるーってやるやつ! あれやってみたいわ!(きらきら」
「(思った以上に夢見る乙女なんだな、と微笑ましく思っている)それが出来るだけの成長は、する予定だよ。君がかけてくれる期待に全力で応えるのが、私の愛情表現と言えるかな」

46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
「良い悪いと言う話では無いね」
「うんまあ、アルフィノが寿命で死んじゃった後も、あと何十年か生きてる可能性があるわよね。これだからヴィエラは」
「強いて言えば、やはり君には長生きして欲しいかな。楽しく、健やかにね」
「そうねえ、アルフィノがいなくなった後はまた冒険者に戻る気だけど、元気でいられるように気をつけるわ」
「……待ってくれ。その口ぶりだと、私がいる間は冒険者をやめるつもりに聞こえるのだが」
「だって、アルフィノってゆくゆくはルヴェユール家の当主にならない? だったらあたしもちゃんと奥さんやろうかなって」
「…………(←色んな感情がごちゃ混ぜになって、言葉が出てこなくてあわあわしている)」
「あたしは通い妻にして、他に正妻迎えるつもりだった?」
「そんな予定は全く無いが! いや、正直、そこまでの具体的な展望が、まだ(顔が真っ赤」
「……ふふ、そーね。気が早かったわね」

47 二人の間に隠し事はある?
「んー、あたしは特に無いかな? 元々、聞かれればお答えするスタイルで、隠し事らしい隠し事もないけど」
「そうだね……特に思いつかないな」

48 貴方のコンプレックスは何?
「時折、アリゼーのような果断に富む性格が、羨ましくなるね。私は未だに、踏み出す前にまず考えてしまうから」
「あたしも男だったらなーって思う」
「なん、……そんなに不快な異性に絡まれるのが負担に……?」
「あ、いえいえ、それは多少あるけどそうじゃなくて。あのね、昔はあたしとシエル、今よりもっと近かったのよ。なんならお互いを区別してなかった。意識はもちろん別だけど、どっちも自分みたいな」
「ふむ」
「でもシエルが男だって分かってさ。二人で泣いちゃったわよ。同じじゃなかったことがショックで、それ以来微妙な差はあるのよね。分離したと言うか。どうせなら、あたしも男に生まれてればなぁーって。たまにちょっと思うわ」
「分離不安……とは片付けられないか、君達は実際、魂の部分で繋がっているようだし……」
「別に今から男になりたいわけではないからね。だとしたら、アルフィノが困っちゃうもの」

49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
「流石にまだナイショというか、何も成立してないものね」
「ああ。いずれ何がしかの関係に至れた時には、きっと皆に報告するだろう」

50 二人の愛は永遠だと思う?
「最早『永遠』ってワードに危機感すら覚えるわぁ」
「求めて努力することは大切だが、叶えてしまってはいけないと、そう思ってしまうね」
「生きてる間は誠実さとして、それくらいの気持ちで愛してもいいと思うけどね」
「そうだね、そうであれという決意の表現として……、……待ってくれ、その『生きてる間』、とは。私が、だろうか?」
「さあて? どうかしら?(くすくす」
「そこではぐらかすのかい?! 決意表明としては良くても、それでは君が」
「(アルフィノの口に指を当てて言葉を止めさせる)例え他者に捧げるものだとしても、あたしの愛はあたしのものよ。それをどう扱うかはあたしの勝手。口出しはさせないわ?」
「それは、……その通りなのだが」
「ふふ、真面目ちゃんなんだから。あたしを気にかける前に、自分の心配した方がいいわ。ここまでで察したかもだけど、あたしこう見えてかなり重いわよ。怖気付いて考え直すなら今のうち」
「そうするつもりは全く無い。もう既に決意し、一度は君に告げたことだ。君の方こそ、私がまだ子供に見えるからと、甘く見ないで欲しい」
「……そ。じゃ、仕切り直しを楽しみにしてるわね(にこにこ嬉しそう」



「あ、ホントに扉開いたわ」
「良かった。なかなか時間がかかったね、早くアリゼー達を探し」
「(隣の部屋から飛び出してきて、そのまま全力ダッシュで去っていくアリゼー)」
「…………え? いやアリゼー?!(慌てて追うアルフィノ)」
「……いたいけな少女をからかうなんて、いけないんだー、シエル」
「いたいけな少年からかってたお前にいわれたくねーよ、レーニェ」

「「別にからかってないし」」



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シエルレーニェの愛は重め


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