質問部屋(シエアリ)

レーニェとアルフィノやったなら、こちらもやらねば無作法というもの。

例によって暁月後、黄金前。
アルフィノがレーニェに告白した後、アリゼーもシエルに告白したけど、いやそれはちょっと(意訳)と言われてバチギレアリゼー。諦めてない。
シエルはとても困っている。



■



【50個の質問に答えないと出られない部屋】(デデドン)(絶望的なSE)
「「なにこれ」」
「アラグってたまにこういうことするよな……。合成獣と他のなんか戦わせて、明るく子供向けの解説差し込んできたりとか……」
「そんなのあったの? ……ねえ、本当に扉開かないんだけど。どうする? 壊す?」
「落ち着け。魔物も放り込んでこない、致死性の罠が発動するでも無い。答えれば済む話なら、穏便に解決した方がいいだろ」
「……まあ、そうね。50個もとか時間かかりそうだし、その間アルフィノ達が心配だけど」
「あー……。……現状問題ないっつーか、なんかレーニェが楽しそうだし、案外向こうも同じ事やらされてんじゃね?」
「そ。ひとまず無事ならいいわ」



1 あなたの名前を教えてください
「シエル・ツェンヴァだ」
「アリゼー・ルヴェユールよ」

2 年齢は?
「16よ」
「……、アリゼー。はっきり答えたのはレーニェには内緒な? アイツ嫌がるから」
「そりゃあ、シエルが答えたらレーニェの年齢を答えたのと同じだものね。分かってるわ」
「アイツはマジで数えてない気もするが、今76だ」
「……なんだ。もしおじいさまが生きてたら、それよりちょっと下じゃない」
「だとしても同年代なんだが」

3 性別は?
「見ての通り男だよ」
「そう見えなくても女よ」
「いや、アリゼーが女の子に見えない事はないと思うが……」
「(ぷい)」

4 貴方の性格は?
「常に適当ぶっこいて生きてる、ふざけた輩じゃないかね」
「そう見えるようにしてるだけでしょ?」
「さあね。って、アリゼーに対してはぐらかす意味は無いだろうけど」
「そうよ、もうそれなりの付き合いだもの。私は……出来の良い兄と違って、頭で考えるより手や足が出がちね」

5 相手の性格は?
「アリゼーはそう言うが、お前も最近はちゃんと考えた上で行動してるし。特に他者が関わる時はきちんと頭の中で精査して、同意も取ってる。自分で言うほど考えなしじゃねえよ」
「そ、そりゃ、私だって少しは成長してますから! 改善はされて当然でしょ!」
「少しでは無いんだが……。なんにせよ、真面目で優しい良い子だよ、俺と違ってな」
「……シエルこそ。軽薄そうにしてるけど、困ってる人はぜったい見捨てないし。なんなら助けを求められない人も見逃さず手を差し伸べるし。困難から逃げもしなければ、誰かを不当に陥れる事もしない。すごく、誠実で優しい人じゃない」
「……やめろよ、むず痒い。好き勝手に生きてるだけだよ」

6 二人の出会いはいつ?どこで?
「リムサ・ロミンサ行きの船に居たよな? 話はしなかったけど」
「え? ええ。……そっか、確かにお喋りしてる二人が双子だったってアルフィノが言ってたわ。姿は見なかったけど、あれシエル達だったのね」

7 相手の第一印象は?
「可愛い双子だったな、って後でレーニェと話してたよ」
「そうね、貴方達はずっと楽しそうに話してて、……正直腹が立ったわ」
「えっ、そんなうるさくしてたか?」
「その頃って、アルフィノとおじいさまの件で意見が食い違うことが多くて、イライラしてたの。そこにあからさまに仲良しな話し声がしたものだから……。完全に八つ当たりよ」
「なるほど。若いうちはそう言う事もあるよな」

8 相手のどんなところが好き?
「何事にも全力で、真っ直ぐに向き合ってぶつかってくトコかな。若者らしくて大変良い、眩しいくらいだ」
「年寄りぶらないでよ。貴方、ヴィエラ的に言えばまだ若者でしょ?」
「残念ながら、ヴィエラの中で育ってねえから、年齢感が違うんだなぁ。まだ生きるんだろうけど、すっかり年寄り気分だ」
「ふうん……。でもまあ、そうして余裕のある、誰かを見守りさりげなく支える大人って感じ、悪く無いと思うわ。私はまだしばらくそうはなれなさそう」
「それでいいんだよ、ゆっくり大人になりな」

9 相手のどんなところが嫌い?
「特に無いぞ。アリゼーは頑張り屋の良い子だからな。見るたびに沢山成長してる、応援しがいのある子だ」
「大人として見守る貴方は好きだけど、大人面で子供扱いしてくる貴方は嫌いだわ」
「ええ……?」
「そりゃあ貴方から見たら子供どころか幼児なのかもだけど! もう私は! 成人してるの! だからお父さまだって私やアルフィノがシャーレアンを出るのを反対しなかったの! もう保護者が必要な年じゃないのよ!」
「いやうん分かった、そうだな子供扱いはレディに対して失礼だな、うん」
「またそうやってはぐらかす!」

10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「いやどうかな……。俺、しょっちゅうアリゼーに怒られるからな……」
「それと相性の良し悪しは別よ!」
「そうか? とりあえず戦闘面に関してはまずまずだと思うぞ。アリゼーは動きが素直だから、合わせやすい」
「それは相性というより、貴方の判断力や適応力のおかげな気がするわ……」
「アルフィノとだと思考と策が被ったり合わない事があるから、並ぶと結構気を使うんだわ」
「……なるほど? まあ、シンプルにシエルとアルフィノだと、役割が完全に被ってるものね」

11 相手のことを何で呼んでる?
「アリゼー」
「シエル」

12 相手に何て呼ばれたい?
「他に選択肢なくね? 苗字で呼ぼうとすると、俺もアリゼーも紛らわしいからな」
「そうね。他の人も、最初苗字で呼ぶ人はいたけれど、シエルとレーニェの二人とも振り返るから、名前で呼ぶようにしてたもの」

13 相手を動物に例えたら何?
「猫一択、異論は認めない」
「なにそれ」
「知らない相手にはまず警戒。慣れた相手にも基本はツン、時折思い出したかのように強烈なデレ。これは猫だろ」
「…………(なんとなく悔しいが反論出来ない)」
「猫はいいよな……旅暮らしじゃなかったら飼いたい……」
「猫派だったの? さておいて、シエルは……シエルも猫じゃないかしら。少なくともウサギでは無いというか、被食者枠では無いわね」
「えー、俺はツンデレではないぞ」
「どちらかというと、気まぐれイタズラ属性よ」

14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
「いや難しいな。女の子って、何あげたら喜ぶんだ?」
「そうやって、分からないならちゃんと当人に聞いて、無理にサプライズだの思い込みだので外したものを渡さないのが、一つの正解だと思うわ」
「やったぜ。真面目にレーニェ以外の女の子の思考って分からんからなぁ」
「……そこで平気で妹とは言え別の女を取り沙汰するところはマイナスよ」
「えー」
「と言っても、貴方達は切り分けられないでしょうから、仕方ないけど。シエルは……本読むの好きよね?」
「好きだな」
「うちにある本を好きに読んでいい権。なんてどう?」
「いいな。ルヴェユール家ってシャーレアンの名家だろ、古い本も沢山ありそうで興味ある」

15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
「そのうちで、あと勿論制限付きでいいから、そのルヴェユール家の本の閲覧権、マジで欲しい」
「今度お父さまからもぎ取っておくわ。私は……何かしら。欲しくないわけじゃないけど、何って具体的に思いつかないわね」
「さっき本人に聞けって言ったのに」
「じゃあ、一緒に欲しいものを探してよ。それで見つけたものを、貴方からプレゼントして欲しいわ」
「……(それは俗にデートと呼ばないか、と一瞬悩んだ)。まあ、それが一番間違いないか」
「!(ちょっと勝てたような気がして嬉しい)」

16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
「いや、不満は無い……、……若干困ってるくらいで……(視線を逸らす)」
「仕方ないのは分かってるわ。分かってるけど、子供扱いされるのはどうしても不満よ」
「仕方ないのが分かってるなら、飲み込んで欲しい……」
「レーニェがアルフィノに言ったみたいに、成長するまで待ってるくらい言えないの?!」
「お前一度決めたら一直線タイプだから、それを言ったら確定しちまうだろ……。大人として、若者の、しかも女の子の視野と将来を狭めるのがどんだけ罪深いと思ってんだ」
「(むすっ)」

17 貴方の癖って何?
「んー、考え事してる時に、指で机を叩く癖があるな」
「ああ、してるわね。私は……やるって決めたらもう動き出さないと気が済まないの、たぶん癖よねもう」
「それは癖というか性質な気もするが」

18 相手の癖って何?
「よく頭撫でてくるわよね。私もだけど、アルフィノにも……下手するとサンクレッドにもしてなかった?」
「あー、うん。相手を慰めるとか宥める時とかに、確かに癖になってるかもな。昔っからレーニェによくやるから」
「不思議とあれ、不快じゃ無いのよね。子供扱いされてるというより、こう……信頼できる優しい兄感が強くて」
「本物の兄がしょんぼりするぞ? アリゼーの癖な、照れた時とかにとりあえず意地張るよな」
「素直じゃなくて悪かったわね」
「いやむしろ可愛いなあって見てるけど」
「……(嬉しいのと悔しいので複雑)」

19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
「遥か年下の女の子がする事に目くじら立てるほど、狭量じゃねえよ」
「何度でも言うわ。子供扱いされるのはイヤ」
「何度でも言うけど、現状それは変えないしどうしようもない」
「成長期なんてもうすぐに来るわよ!」
「まだ来てない時点でダメ(指でバツ作る)」
「(むぅぅぅぅ!)」

20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
「……別に、怒ってるわけじゃないわ。あまりにも強情で納得できないだけ!」
「……あのな、アリゼー。グルーミングって知ってるか」
「? 猫とか犬の、毛繕いのこと?」
「それもそうだけど。年上の大人が、まだ世間をよく知らない子供や若者に対して、思わせぶりな態度や言動、贈り物なんかで手なづけて『自分達は特別な関係なんだ』って思うように誘導する、……一種の犯罪行為だ。しかも分類するなら性犯罪の類」
「……………………」
「ぶっちゃけ、レーニェがアルフィノにしてるのも、かなりスレスレなんだが。オッサン年齢が10代少女にやったら、性別逆より圧倒的にアウト感が増すんだよ……」
「……世間知らずだったのは認めるけど、今はそこまでじゃないわ」
「外から見た様子でもアウトだよ、善意の一般人に通報されるよ。下手すりゃお縄にされるぞ俺」
「それは……困るわ……」

21 二人はどこまでの関係?
「仲間です(きっぱり)」
「……仲間なのは確かにそうよ」
「アリゼーが怒ることを分かった上で言うけど、妹みたいな存在だとも思うよ」
「……それが、シエルからすればとんでもなく特別で親密な表現だと分かってても、腹が立つわ」

22 二人の初デートはどこ?
「仲間だっつってんだろ」
「別に二人で出掛けるくらい普通でしょ。さっき約束したわよね?」
「……レーニェとアルフィノも誘おうぜ?」
「あら、ダブルデートかしら。いいじゃない」
「……(困っている)」

23 その時の二人の雰囲気は?
「今とかわらねーし、かえねーよ?」
「別にそれでいいわ」

24 その時どこまで進んだ?
「仕方ないから、まだしばらくは妹扱いで許してあげる。妹となら、別に二人で歩いても問題ないんでしょ?」
「いや、うん、まあ、そうなるな……」
「なんなら、レーニェにするみたいにベタベタくっついてもいいわよ?」
「しねぇよ出来ねぇよ!」
「……(その時点で、貴方の中の『妹』とは違うじゃないの、と思ってる)」

25 よく行くデートスポットは?
「よく行くも何も……、とりあえず今度行くのは普通に買い物な」
「ええ、それでいいわ」
「どこのマーケットがいい?」
「リムサ・ロミンサで」
「ああ、あそこは港町だけあって、色んなもんがあるからな。じゃあ、そうするか」

26 相手の誕生日。どう演出する?
「まあ普通に無難に、アルフィノとおそろ……いだと嫌がるだろうから、それぞれ向けのプレゼント用意して渡すだろうよ」
「逆に、シエルとレーニェはお揃いの方が喜ぶの?」
「物によるな。流石にあからさまに女性向けの服とか渡されると、一発ネタで着る用途にしか使えねえからなあ」
「ネタとはいえ、着るの……?」
「積極的には着ないが、渡された以上は一度くらい使わないといけないかなって」
「変なとこで律儀ね……」

27 告白はどちらから?
「私よ」
「……(視線向こう)」

28 相手のことを、どれくらい好き?
「そんな言葉で簡単に言えるほど、安っぽくないわよ」
「いやうんまあ……、普通に好きだぞ……? アリゼーはいい子だし……」
「普通の好きって何よ」
「普通は普通。人間的なやつ(視線あっち)」
「……まあ喜んでおくけど」

29 では、愛してる?
「勘弁してくれ……(頭を抱える)」
「無回答だと進まないと思うんだけど?」
「じゃあお前から言ってみろよ」
「そっ、そりゃあ勿論、私は大人ですから?! 人を愛することくらい?! ありますけど!!」
「その言い方で可なのかよ。ひとまず、親愛や家族愛なら割としっかりアリゼーにも向けてるよ」
「ずるくない?!」

30 言われると弱い相手の一言は?
「弱いというか、さっきから割と困ってるんだが」
「(むむむむむ)」
「さっき今のところは妹でいいって言ったろ。ほれ、眉間に皺が寄るから。可愛い顔が台無しだぞ(アリゼーの頭をポンポン」
「……そうやって子供扱いして……、でも不満なのに、イヤなわけじゃ……ないのよね」

31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
「そんなに器用な奴なら苦労しないんだよなあ……」
「……案外シエルって、女の子に絡まれるのよね……フェオ=ウルなんて最初ナニサマかと思ったもの」
「フェオと契約してるのはレーニェもだから……、ていうかあいつは女の子に含まれるのか……?」
「見た目も精神も限りなく女の子寄りでしょ! それに、あの子はレーニェよりシエルに構う回数も、言動も多いわ!! ……まあ、現状浮気なんて言える立場じゃないけど」
「もし疑惑だけでも上がったら、即座に乗り込んできそうだよな、アリゼー……」

32 浮気を許せる?
「もし浮気って定義が適用される間柄だったら、許せないわ。少なくとも、一発思いっきり殴らないと気が済まない」
「知らねえよ、された事もねえし」
「……この際、私がどうこうとか忘れていいわ。もしシエルに恋人がいて、浮気されたとしたら、どうするの?」
「…………(思考)。許さないけど、手離さない、かな」
「? 許さないのに別れないってこと?」
「二度とバカなことしでかさないように、しっかりお仕置きして心の底から分からせてやらないとなぁ? って感じかな(笑顔」
「(あっ、思いの外まずい地雷がここにあった、って気づいた顔)」

33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
「アリゼーが1時間遅れることはねぇだろ。それがあったらかなり緊急事態だな、とりあえず30分の時点で一度連絡すると思うぞ」
「信頼してもらえてて嬉しいわ。シエルの遅刻は……何かしら……。悪戯準備にしても長いわね。やっぱり何か不測の事態が起こってそうだわ。きっと探しに行くでしょうね」

34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
「……、耳かしら」
「モフりたきゃしていいぞ」
「えっ、……いえそれは、なんというか、かなりセンシティブなんじゃ……」
「強く引っ張ったり、唐突な大声出さなきゃ別に。レーニェがしょっちゅう触ってくるから触られ慣れてる」
「レーニェがやるのとそれ以外では、たぶんかなり意味合い変わらない……?」
「そうかな……、そうかも……? アリゼーは……、……顔が好きっていうと語弊があるな。表情の出方が好きだなあと」
「表情?」
「そう。感情が思いっきり顔に出るトコ。素直で見てて気持ち良い」
「……褒められてるんでしょうけど、つまり子供っぽいってことよね……」

35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
「やめてくれマジで勘弁してくれ(真顔」
「そこまで拒否しなくても良くない?! そりゃあ私に色気なんて皆無でしょうけど!」
「冷静に考えろアリゼー! この際実際の年齢差は無視しても、見た目20過ぎの男が10代半ばの女の子の色気とか語り出したら、それは犯罪者予備軍だ!!」
「……………(反論できなかった)」
「神に誓ってロリータ趣味はないです(断言)」
「ロリータと言われるほどじゃないと思うんだけど?! っく、つまり私だけ言わされるのホント不本意……! ……その。シエルって大抵へらへら笑ってるけど。戦う時って凄く目つきが鋭くて、雰囲気がピンと張り詰めて、普段との落差が……そう見えるというか……」
「ギャップ萌えの民だったか」
「変な言い方しないでくれる?!」

36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
「アム・アレーンで再会した時、俺らでもちょっと躊躇う高さから飛び降りた後に罪食いに切りかかった時かな……。いやーあれはマジでヒュってなった」
「仕方ないじゃない、上から哨戒してたら見つけたんだもの! ちんたら降りてたら逃すじゃない! ……じゃなくて、質問の意図が違うと思うけど?!」
「さーて何のことやら(すっとぼけ」
「くぅっ……。……本当にこんなふざけた人みたいに振る舞うのに……、たまに、……本当にたまに……凄く優しい目で私のこと見るのよね……(ぼそぼそめちゃくちゃ小声」
「(ヴィエラの聴覚で聞こえてるけど、聞こえないフリ)」

37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
「腹芸が得意じゃない自覚はあるわ」
「そこがアリゼーの美点だろ」
「回りくどいのが嫌いなだけよ」
「だよな。こんな俺みたいな大人になるなよ」
「……本当に人を傷つける嘘なんて言わない癖に」

38 何をしている時が一番幸せ?
「アリゼーが絶対キレるだろうことを承知で言うけど、レーニェが居眠りぶっこいてるのを見てるのが一番幸せなんだよな」
「……貴方達の感覚と距離感がおかしいのは、今に始まったことじゃないでしょ。今現在交際しててそれ言ったとしたら、本気で殴るけど」
「ですよねー。アリゼーの幸せは?」
「……お父さまとお母さまと、あとアルフィノと私が普通にお話しして普通に一緒に居るの、凄く幸せなことだったんだなって。最近思うわ」
「(アリゼーの頭撫で撫で)」
「(なんか気恥ずかしい)」

39 ケンカをしたことがある?
「ケンカって意味では無くない? 普段は私が因縁つけてるだけよ」
「因縁つけてる自覚はあったのか……」

40 どんなケンカをするの?
「ケンカって、双方にぶつかり合うことでしょ。シエルは説得というか窘めはするけど、そういう意味では相手にしてくれてないもの」
「いやその……。流石に1/5近く下の女の子相手に本気で怒ったりしねえよ……? お前だって、3歳の子のギャン泣きに怒るか?」
「基準値の違う数値をさも当然とばかりに代入しないで。それは卑怯」
「…………はい」

41 どうやって仲直りするの?
「今後喧嘩するにしても、俺が謝って許して貰うんじゃないかなと思うよ」
「なんでもかんでも許されるのも良くないと思うんだけど」
「アリゼーの怒りは、大概筋が通ってるからなあ……。どうしても、本当にどうしても譲れない何かがあるとしたら、まあ……アリゼーを怒らせないか、そもそも気付かせないように事を進めるよ」
「……それはそれで気に入らないわ」
「そういう奴なんだよ、諦めてくれ」

42 生まれ変わっても恋人になりたい?
「いや前世系はちょっと」
「もう少し歯に衣着せなさいよ」
「覚えてもいないクソデカ感情持ち男に、知らん執着持たれて謎の見間違いされたんだぞ。『ああ厭だ』はこっちのセリフだわ」
「身も蓋もないわね……。特に私もそんな希望ないけど。来世の前に今世だわ」

43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「種類を問わずで良いなら、……まあ、割と……常に……」
「……そうね。種類問わずなら、たぶん私も常に、思いやられてるとは思う」

44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
「……そんな瞬間があったら、そこをきっかけに切り崩せるんだがなあ(ぽそ」
「ちょっと?(目が据わってる」
「無いからどうしようもなくて困ってんだよ」
「今後も油断しないでいくわ。……こういう態度に腹は立つけど、それはなにがしかの愛がないから、では無いのよね」

45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
「好きなら好きって言うわ。今後も諦めるつもりはないって、何度でも言うから」
「…………(困ってる顔)」
「何か言いなさいよ」
「……今、応えないのも誠意だと理解して欲しい」

46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
「いやー……アリゼーより年寄りだけど、アリゼーより先に死ぬほどではねえんだわ。ヴィエラ族なんで」
「分かんないわよ。貴方たまに信じられない無茶するから。ラハ並に相談無しで急に自分を酷使するじゃない」
「あいつほどじゃなくね?!」
「対レーニェだとやりかねないわ。レーニェの方も、対シエルでやりかねない。つまりはあなた達揃って唐突に倒れそう」
「……絶対にしないとは言わんが、命を投げ捨てるつもりは欠片もないぞ……」
「投げ捨てようとしても、全力で拾ってやるわ。私の目の黒いうちは、もう二度とあんな事させないんだから」

47 二人の間に隠し事はある?
「今更無いわよそんなの」
「まあ、人並みには」
「…………(ものすごく不服そうな顔)」
「ごめんなー、俺は汚ぇ大人だからよ?」

48 貴方のコンプレックスは何?
「やっぱり、出来の良い兄を持つとね。色々複雑よ。今は役割の違いだって飲み込めるけど」
「俺も女だったらなーと思う」
「(信じられないものを見る前)」
「やめろその顔。よくある男の欲望的な性転換希望みたいなのじゃねえよ」
「……そうでしょうけど。それはつまり、レーニェと同じだったらな的なあれ?」
「そういうそれ。知ってるだろうけど、ヴィエラって大概女だろ? 思春期まで性別もよく分からんけど、まあ女なんだろうなーと思って育つんだよ」
「そうでしょうね」
「そしたら、急に身体が男になり始めたんだぞ。どれだけショック受けたと思う」
「…………(真顔)」
「何より、レーニェと身体的誤差が生まれたのが、それはそれはもう、この世の終わりかって気分だったよマジで。しかもボヤボヤしてたら里から連れ出されてレーニェと離される。マジで無理」
「(想像してしまって顔を顰める)」
「普通のヴィエラはそんなこと思わないかもだけど。まあ、ハナっから異端だったんだよな俺ら。……流石にもう60年も男やってるから今は違和感もないし、心配すんな」
「……なら、いいのだけど」

49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
「改めて認められることも、秘密にすることもなんもないので(視線向こう)」
「ある意味では公認よね。少なくとも暁の皆には」
「それなー……。もうちょい忍ばねぇかお嬢さんや」
「手段を選ばなくしてるのはシエルなんだけど?」

50 二人の愛は永遠だと思う?
「そんな怖いことを思わんし言わんし誓わんぞ」
「それはまあ、ここまでを思えばそうね……。でもそれはそれとして、一般的な『永遠の愛』っていうの、『生きてる限り』『死が二人を分かつまで』ってやつでしょ? その範囲くらいは受け入れなさいよ」
「それは結婚式の文言じゃねえか。付き合ってもいない男に要求するこっちゃねえよ」
「そうだけど! そうだけど……、私の方が年下のくせに、きっと私の方が先におばあちゃんになって死ぬだろうけど。貴方長生きなんでしょ、私が生きてる間くらい付き合ってくれていいじゃない! その後は好きにしたっていいわよ!」
「(はー……)……アリゼー。お前は、今現在自分がまだ成長期来てない、少なくとも見た目は未成熟な状態だったことに、もっと感謝したほうがいい」
「はあ?!」
「俺は一度でも、アリゼーは好みではないから無理とか、そういう対象に見たことないとか、言ったか? 『今は無理』としか言ってないと思うが?」
「…………え?」
「(アリゼーの顎に指を添えて上を向かせる)あのな、もしも今お前が大人の姿になってたら、絶対逃してないぞ? 想像より重いヤバい男だった、って気付いても、逃げ道なんて用意してやらない。少しの隙も猶予も与えず、俺のものにしてる」
「?!(ビックリして硬直)」
「改めて言うが、こちとら一般的ヴィエラ感覚してないんで。俺の事以外考えられなくなるくらい愛してやるし、例えお前がしわくちゃのばあさんになっても、先に死んだとしても一切変えないけど。……そう言う風に愛される覚悟、今のお前にあるか?」
「(真っ赤になって口ぱくぱく)」



「!(鍵の開く音感知) ま、そういう事だからな。ほれ、早く逃げなお嬢さん。あんまり大人の男を甘く見るもんじゃないぜ?(手を離してへらっと笑う)」
「〜〜〜〜!!(扉まで一直線) ……こ、これは敵前逃亡じゃないわ! 戦略的後退よ!! いいこと、間違えないでよね!!!(全力ダッシュで走り去る)」
「(隣の部屋から出てきたアルフィノ)え? いやアリゼー?!(慌てて追って行った)」
「……いたいけな少女をからかうなんて、いけないんだー、シエル」
「いたいけな少年からかってたお前にいわれたくねーよ、レーニェ」

「「別にからかってないし」」



■



兄妹揃ってクソ重ヴィエラ



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