【新ゲです?】真冬の我慢大会
ふと立ち寄った村で、村興しで我慢大会が行われていた。
「なんで冬に我慢大会?」
普通は夏じゃない? と、本日の同行者のペテロが首を傾げる。私も同じことを思って村人に聞いてみたら、なんか異邦人に聞いたらしい。どうにも変な伝わり方をした模様。
「なるほど理解」
変なのはだいたい|異邦人《プレイヤー》のせいですね。わかります。そんなわけでペテロが参加することになりました。いわく、【熱耐性】とかつきそう。とのこと。私はもう十分ついているというか、【火の制圧者】を持っとる私が出場したら流石にまずい。ペテロ一人に行かせるのも何だからと、クランメンツに「我慢大会をやっているぞ」と地図の場所とともにメールをしたら「なんで冬に?」という疑問が返ってきつつもやってきた。ついでに連絡を回したのか炎王がいた。聞いたらシンがギルといっしょに闘技場にいたらしい。
そしてやってきた理由も皆同じ【熱耐性】がつくかも。とのこと。うーん、考えることは皆同じです。
ちなみに優勝したのは炎王。【村一番の我慢強さ】の称号が贈られ、これが3%の熱耐性があるらしい。フェニックスに行くのが少し楽になるかどうからしいです。はい。
「村一番ってことは町や国もあるんでしかね」
「あぢー!」
惜しくも優勝を逃したみなさんだが、それでも【熱耐性】は無事についた模様。レベルがあるのでひたすら熱い思いをしなければならないが、頑張ってほしい。
「たぶん寒中水泳大会とかもあるよね」
「そっちは【寒さ耐性】か?」
それは私も持ってないのであるならぜひ参加せねば。そう思っていたのだが【グラキエース】の関係で、ガチの氷環境ではむしろHPが回復することになるのだが、それはまた別の話。
「ホムラは何を目指してるの」
「普通にプレイしているだけなんだがなぁ」
「ラスボス様でし」
「だな!」
「遺憾の意!!」
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