清水玲子さん「MAGIC」パロツイまとめ
2021年3月11日
しみずれいこさんのMAGICパロな主ニルの話。
主さんは20くらいで訓練を終えて特殊工作組織に入ったばかりで、ニルくんは本編くらいの年齢で主さんの相棒兼教育係。
組んで間もない頃からウマが合って、一緒に仕事をしていくうちに歳は離れてるけど仲良くなる。
お互いに友人以上の感情を持ってることを認め合うけど、エージェント同士の関係に組織はいい顔をしないこともわかってるから周りには隠してて、恋人らしいことは全然できない。
そんなある日、謎の気象の乱れが発生し続けているエリアにニルくんが行くことになる。
ずっと嵐みたいな状態が続いてて、そこに行けるチャンスは落ち着いてる今だけ。
時間に関わった影響かもしれないから、組織が秘密裏に調査部隊を送り込む。行くのは研究班と、その警護を兼ねた戦闘部隊と、双方を取り持つためのどちらにも精通してる数人。
主さんも一緒に行きたいと訴えるけど、普段の任務よりも未知の世界で、主さんは経験不足だからと残される。
渋々納得した主さんはタリスマンをニルくんに渡して出発を見送るんだけど、しばらくして部隊と連絡が取れなくなって、再び嵐に閉ざされて救出隊も送れず、ニルくん含め部隊全員が行方不明に。
嵐が収まらないまま何年か(5年くらい?)経ってようやく落ち着き、組織が救援部隊を送り込む。
簡易のベース基地に人の姿はなく、
機械類も最近は使われた様子がない。生存は絶望的と思われる中、基地から少し離れた場所(林の入口辺りとか)で子供が見つかる。ブロンドの白人の男の子。
首からペンダント状のタリスマンを下げている。部隊の捜索は諦めて、子供を組織が保護する。(今更だけどこの組織は未来主さんがボスではなくて、本編とはちょっと別物)
組織での検査の結果、その子はニルくんとホイ一ラ一の子で部隊が遭難した後に生まれたことがわかる。
子供がいたエリアには果物とかもあったから、大人たちがギリギリまで面倒を見ていたんだろう、って組織は結論づける。
報告を聞いて主さんはショックを受けるんだけど、ニルくんとは将来の約束をしてた訳でもないし、もう会えないっていう状況だったんだし、って無理矢理自分を納得させる。
検査諸々を終えて子供と対面する主さん。その子はニルくんによく似ていて、一目で血を引いてることがわかる。主さんがあげたタリスマンをニルくんがこの子に預けてたこともあって、ニルくんの大事な子だということもわかった。好きな人の忘れ形見だということもあって、主さんが子供の保護者になる。組織としても手放したくなかったからちょうどよかった。
にーるJrと名付けられた子供と暮らし始める主さん。とは言っても自分の仕事もあるから、常に一緒に暮らしてる訳じゃなく、Jrの部屋は主さんの家と組織の両方にある。
主さんが任務で家をあけてる間は組織で暮らして、検診を受けたり、他のエージェントと過ごしたりするんだけど、Jrが1番なついてるのは主さん。
それから更に15年近くが経って、Jrは無事に成人。例の閉ざされた土地の影響もみられず、健康に成長した。
この頃には最初に行方不明になった隊員たちは死亡扱いになっていて、Jrはにーるって呼ばれるようになってる。
Jrは親のニルくんとそっくりに成長していた。ホイの遺伝子どこいったの?ってくらい瓜二つで、主さんはちょっと複雑な気持ちで一緒に暮らしてる。
そんな頃に例の場所の嵐がやんで、組織は再び部隊を派遣することになる。編成は前回とほぼ同じ。今度は主さんも戦闘要員として参加することに。
前回のこともあるしJrを1人残してしまう可能性も考えて主さんは準備を進めようとするんだけど、Jrもメンバーに入ってることが発覚。
驚いた主さんが問い詰めると、Jr自ら志願して組織が許可していたことがわかる。
成人したし、子供の頃から組織と関わってきたから必要な勉強はしてきたっていうJrに納得できない主さんなんだけど「自分が生まれた場所のことをちゃんと知りたい」って言われてそれ以上拒否できなくなる。
主さんについていけることで息巻いて準備するニルくんJr(以下ニルくん)
今回は主さんの他にマヒとかバーバラとかも一緒。準備を整えて部隊は例の土地へ。
向かったのは嵐以外は一見普通の小さな村。だけど嵐で何年も閉ざされていたせいか人の気配がない。自給自足にも限界が来て飢えて絶えたんだろうと組織は考えてたけど、それにしては遺体がない。死体が放置されていたら鳥や小動物が集まってきてもおかしくないのに、それもない。というか、その動物の姿もなかった。どうにも奇妙な場所。
村から少し離れた場所にベースを作って調査を始める。
主さん達実働部隊が村や周辺の土地から調査に役立ちそうな物を持ち帰り、研究班がそれを調べる。それで更に何か見つけられそうなら部隊がそれを探しに行く。それの繰り返し。
ニルくんは研究班の補佐がメイン。前線に出られない研究員の代わりに部隊に同行したりもしてて、役に立てることを喜んでた。
でも主さんとしては複雑で、戦闘服姿のニルくんを見ると、どうしても相棒だったニルくんのことを思い出してしまう。
相棒ニルくんを失った場所だということもあって余計にピリピリする主さん。ニルくんへの扱いも普段とは違って、いつも以上に子供扱いされてる気がしてニルくんもうまく距離を測れなくなる。
その頃、ベースでは妙な出来事が起こり始めていた。勝手に物が倒れてたり、少しだけ場所が変わってたり。記憶違いにしては回数が多く、でも原因がわからない。誰かが触った形跡もなくて、行方不明者の幽霊なんじゃ?みたいな噂までたち始める。
調査は停滞。その上、体に違和感があるという人までちらほら現れ始めて、これ以上は危険じゃないかという意見も出るんだけど、組織の意向もあって調査は続行することに。
だけど危険度は上がっていると判断した主さんはニルくんは連れていかないと告げる。
当然ニルくんは反発して喧嘩にもなるんだけど、主さんは意見を変えない。
そこでニルくんは部隊の出発直前に準備を整えて主さんの元へ。そのまま一緒にいくつもりだったんだけど、戦闘服でバックパックにタリスマンをつけた姿を見た主さんが思わず「二一ル」と呟いたことでニルくんは動けなくなってしまう。主さんが呼んだのは自分じゃないことがわかって何も言えないニルくん。主さんも失敗したのはわかっていて固まってしまう。
気まずい空気を払拭できないまま出発時間になり、主さんは外へ、ニルくんはベースに残る。
とぼとぼと自室に戻るニルくん。装備を解いて鏡の中の自分を見ながら、親のニルくんのことを考える。
とは言っても思い出もなければ声も知らない。写真で顔を見ただけ。親に対しての思い入れなどなく、むしろなんでよく似た姿で、名前まで同じなんだと悔しくてたまらない。
子供の頃からずっと持ってるタリスマンも「君のお父さんの形見だ」なんて説明して大事にしろって言うくせに、主さん自身がタリスマンを特別なものだと思ってるのが伝わってくる。
危険だというならせめて目印にと思って、バックパックにタリスマンをつけたことをニルくんは後悔した。
鏡と向き合ってるうちに違和感に気付くニルくん。髭の生え方が違う気がして、そういえば手入れしやすくなったな、とか考える。よく見るとなんとなく顔も丸くなった気がして、なんで過酷な環境で太ってるんだ?って疑問に思う。
一応報告した方がいいかなって考えて研究室に向かう。
たまたま研究室には人がいなくて待ってみることにするニルくん。自分の分だけなら構わないだろうとこれまでのデータをひらこうとして端末を覗くと「GET OUT」の文字が。
研究室にきたバ一バラに聞いても知らないと言う。結局それを表示させた犯人はわからず、ニルくんの違和感も
環境の変化によるものだろうという結論に落ち着く。体調が悪いわけでもなかったニルくんは、そういうこともあるんだろうと納得する。
戻ってきた戦闘班が端末の文字の報告を受けてベースと廃村を調べるが不審者がいた形跡はない。その頃から奇妙な現象の他に幽霊を見たという人まで出始める。
…みたいな感じで違和感を覚えつつ過ごすんだけど、過去の親ニルくんのこともあって過保護な主さんにニルくんが爆発。
「あなたが父親とどんな関係だったか知ってる。時々僕と父を重ねてることも」「僕にはあなただけが特別なのに!」って告白されて動揺する主さん。
その場では何も答えられず自室に戻ると、自分の手が一瞬だけ透けて見えてビックリする。けど幽霊騒ぎを聞いたせいだろうって気にしないことに。
でも、しばらくするとそれが気のせいじゃないことがわかってくる。
研究班が調べた結果、この場所に滞在する生物は磁場的なもの(雑)の影響で別の次元の存在に近付いていく。だから周辺に生物の気配はなく、正確に言うと死んだのでもないから遺体もない。
幽霊騒ぎは気のせいじゃなく、滞在しているうちに自分たちも別次元に干渉し始めていたから、村人や前回の部隊の人々の姿が見えてた。ポルターガイストは別次元で生きる人々がやってた。
おそらく「こうなる前に出ていけ」っていう警告。ということを戦闘員達も集めて話し合い、予定より早く撤退した方がいいんじゃないかっていう話になる。
一方ニルくんは人がいない隙に研究室でこっそりデータを盗み見ていた。
研究のサポートもしてたから磁場のことはわかったけど、自分の体に起こってることは何か違う。何か別の理由があるはず。と思ってハッキング。
色々探した結果、隠されていたのは自分に関するデータだった。
そこで実は自分が二ールの息子ではなく、二ール本人だということを知る。
上層部と研究員以外には隠されていたけど磁場の影響には2パターンあって、1つは別次元の存在になってこの世界からは観測できなくなるっていうもので、ほとんどはこれなんだけど、残りのごく一部の者は肉体が若返ってしまう。
前回の部隊の中ではニルくんだけが後者だった。
救出されるかもわからず、仲間たちの姿が見えなくなっていく中でタリスマンだけはなくさないようにペンダントに加工し、退行したことで記憶もなくしたニルくん。それがJrだった。
記憶も経験もなくしていくニルくんを世話してたのは当時の隊員たち(ホイ、アイ)で、現在警告してるのも彼ら。
組織は救出した子供がニルくん本人であることは検査諸々でわかってたけど、世間に公表するつもりがなかった(研究対象だから)のと、ニルくん本人だと知ったら主さんがJrを連れて逃亡するかもしれないと危惧して本来のデータを隠して、ホイとのことも捏造して息子ということにした。
だから定期的に組織で検査とかも受けてたんだけど、普通に成長していくだけで磁場のこととかはわからない。
研究として行き詰まってたところで嵐がやんで、組織はわざとニルくんを送り込んだ。
ので、今回の本来の目的は現地調査とニルくんが土地から受ける影響を観測することだった。
すでに別次元の影響を受け始めていることがわかった隊員たちは帰還を希望してるのに、まだ成果を上げてないことで組織の許可がおりない。
見えないリミットだけが迫ってる感覚だけがあるせいで部隊全体がピリピリしてくる中、自分の秘密を知って、どうしていいかわからずにぎこちない態度になるニルくん。
ニルくんの情報を知らない主さんは、自分が避けられてるのは告白に答えてないせいだと思ってて、ニルくんを自室に呼んで話すことに。
向き合っても今までみたいに嬉しそうにしてくれないニルくんに主さんも落ち込みつつ順番に話していく。
親ニルくんは恋人だったこと。
タリスマンは自分が渡したものだということ。
Jrは自分にとっても特別だということ。
話を聞きながら、自分が二一ル本人だと告げるかどうか迷うニルくん。自分が元恋人だとわかれば受け入れてもらえるんじゃないかとか考えるんだけど、自分でも気持ちが追いついてなくて決断できずにいる。
そんなニルくんを見て主さんが「君の気持ちには気付いてた」とか言い出すからビックリするニルくん。
ニルくんの気持ちには勘づいてたけど、子供の頃から見守ってきた相手だったから罪悪感がある。でも昔の恋人の代わりじゃないって言う主さん。
「僕のまま好きでいていいの?」って言うニルくんに主さんは「もう違うと言われても困る」って返す主さん。
ニルくんは真実を言えないまま気持ちを確かめ合う。何かどうこうするとかじゃないんだけど、これから関係が変わるんだなって思う2人。
そうこうしてる間に天候は悪化。計器も狂い始めてもう成果を待っていられないってなって、部隊は撤収し始める。
先に準備ができた班から出発していく中、バ一バラがいないことに気付く主さん。撤収作業をしてる仲間がベース内に向かっていくところを見たって言う。
それを聞いたニルくんが飛出して行くのを主さんは自分が行くって言って止めるけど、自分の体質のことを知ってるニルくんは「僕の方が確実だ」って研究室に行ってしまう。
緊急事態に何やってるんだ!ってなるんだけど、戻ってきた研究員の1人がバ一バラが戻ったのはニルくんのためだって言うから主さんは困惑。
ニルくんは実質何が起こるかわからない状態で生きてて、ここで得たデータがあれば今後何かあったときに役立つかもしれない。
「あなただって知ってるでしょう」って言われて自分が知らない情報があることに気付いた主さんは全部聞き出して真実を知る。
驚いてる暇もなく、状況はあっという間に悪化してヘリは最後の1台に。2人が戻ってくるのを限界まで待つものの、もう無理だっていう操縦者(マヒ)の判断でヘリが動き出す。
もう移動しなければっていうタイミングで2人が戻ってきて慌てて梯子を下ろすんだけど、地上でやりとりしたかと思うとニルくんはバ一バラを梯子に固定して引き上げるように主さんに合図を出す。
主さんは迷った。梯子を往復させてる余裕はない。2人同時に引き上げないと助けられない。嵐の中で2人も引き上げられるだろうか。
それが確実じゃないとニルくんもわかってて、梯子を引き上げてそのまま飛び立つように支持するニルくん
上がってくる気配がないことを察して主さんは梯子を引き上げる。ヘリに乗り込んだバ一バラが主さんにニルくんの伝言を伝える。
「いつか、また迎えに来てくれ。待ってる」
ニルくんが自分の正体を知ってることに気付いた主さんが慌てて地上を見ると、ニルくんはタリスマンを持って手を振っていた。
涙を流して小さくなっていくニルくんを見続ける主さん。今度こそきっと助けると誓って仕事に邁進し、土地の観測を続ける。
ようやく嵐がやんで次の部隊を派遣できるようになる頃には、ニルくんと別れてから3年近く経っていた。
ベースの中で前回と同じようにタリスマンを首からさげた子供を見つける。
やっぱりニルくんは記憶ごと戻っていて、このときニルくん5歳くらい、主さん42、3くらい。親子としても年齢は離れていて、今度こそ親として見守ろうと決意する主さん。
ニルくんを引き取って大事に育てる。
数年が経ち、主さんは組織の中で地位を確立したこともあって現場に出ることは少なくなった。
現地にいるはずの別次元の存在になってしまった人達のこともあるから、例の土地の研究は続いてるけど、人を送らなくても調べられるように試行錯誤してる。
ニルくんは体に異変もなく、普通の子供として成長していた。学校に行って、勉強して、友達と遊ぶただの子供。
そんなニルくんが特別に仲良くなった相手がいる。アーモンドのような瞳を持つジョンという男の子。2人は何をするにも一緒で、よく秘密の場所に遊びに行ってる。
そこがどこなのかは主さんにも教えてくれなくて、帰りが遅くなっても見つけられない。
ある日、また行き先を告げずに出かけようとするニルくんに主さんが「お前は本当にジョンが好きだな」って言うと、ニルくんは顔を真っ赤にして「えっ」って動揺するから可愛くてからかってしまう主さん。
ニルくんは「そんなんじゃない!だって!」って反論して、でもそれ以上言わずに行ってしまう。
思春期だなって思うのと同時に、もうあの恋人に会うことはないんだとちょっと寂しくなる主さん。
ニルくんは顔を赤くしたまま家から逃げていた。ジョンと合流してじっと顔を見てると「どうかした?」って聞かれて誤魔化すニルくん。
ニルくんにとってジョンが特別なのはアーモンドの瞳が主さんによく似てるからだ。
でも主さんが自分を子供のように思ってることは知ってるから、この気持ちはニルくんだけの秘密。
ニルくんは早く大人になりたいと願ってる。大人になって、気持ちを告げられる日を夢見て。
おわり
2021年4月27日
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